夜遊の袖

夜遊の袖
本体 1800円
46判上製
ISBN4-86182-099-5
発行2006.10
【内容】
戦中から戦後そして現在。親子二代の男女が紡ぐ哀しい生の綾模様。無用の豪奢に満ちた現代の魔都=京都の町で、現世に情緒の王国を求め、耽美と好色に生きる「大人たち」の宿縁。
【著者紹介】
1938年長野県生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。東京国立博物館勤務などを経て、現在、仏教大学教授。『撃壌歌』により第28回文藝賞受賞。他に『帰去来』、『赤い兵馬俑』、『夜遊の袖』(以上作品社)など。また、中島順司名で『雪舟』などがある。