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赤い水、黒い水

【内容】
大義なきイラク戦争、自衛隊派兵の現在に問う、鷺沢萠のメッセージ絵本。神とは何か、宗教とは何か、そして人の生命とは何か。 *英語・韓国語訳付き 名もなき農夫のつくる葡萄酒を飲むのが何よりの楽しみである若き王。その王の治める国から出土する「黒い水」を求めて、王の国とは違う神を信仰する隣国の軍隊が攻め込んでくる。戦争になり、王の治める国はかろうじて勝利を収めることができたが、傭兵の高禄に味を占めた国の農民たちは、畑仕事に戻ろうとしない。そして、王の何よりの楽しみであった葡萄酒の作り手は、戦争の中で命を落としていた。「自分が信じていたのはどんな神だったのか。隣国の王が信じていたのはどんな神だったのか。その神は、我々を救ってくれたのか」。王は自問する。宗教戦争と、石油の謂いである「黒い水」にまつわる物語には、現今の世界情勢が多分に反映されている。 鷺沢氏のサイト「Office Meimei」で、本書のあとがきがご覧になれます。

【著者紹介】
鷺沢萠(さぎさわ・めぐむ)1968年東京都生まれ。高校3年生の時「川べりの道」で文學界新人賞受賞。「駆ける少年」で泉鏡花文学賞受賞。他の作品に『大統領のクリスマス・ツリー』など多数。エッセイの人気も高い。

水崎真奈美(みずさき・まなみ)1968年福岡県生まれ。イラストレーター。

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