[新釈] 白痴 書かれざる物語

三田誠広
本体 2,800円
46判上製
ISBN 978-4-86182-312-1
発行 2010.12
【内容】
神なき時代のエゴイズムの行方。
『白痴』創作ノートに遺されたドストエフスキー自身の構想に基づいて、当初の主題を深く鮮明に追究する、愛と倨傲と理想が交錯する壮大なポリフォニック・ロマン。
【著者紹介】
三田誠広(みた・まさひろ)1948年大阪生まれ。早大文学部卒。日本文芸家協会常務理事。『僕って何』(77)で芥川賞受賞。釈迦を素材とした『鹿の王』、釈迦の言葉を論じた『青春のアーガマ』をはじめ『法華経』『般若経』の入門書を刊行するなど、中堅作家では屈指の仏教通として知られる。
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