[新釈]悪霊 神の姿をした人

三田誠広
本体 4,800円
46判上製
ISBN978-4-86182-391-6
発行2012.6
【内容】
帝政末期、革命前夜のロシアを背景に、神なき世界を暴走する観念の悲劇を描く壮大な思想劇。
ニーチェ「超人思想」、レーニン「左翼マキャベリズム」の源流となった原作を踏襲しつつ闡明に深化させた画期的雄篇。畢生の書き下ろし大作2400枚!
【著者紹介】
三田誠広(みた・まさひろ)1948年大阪生まれ。早大文学部卒。日本文芸家協会常務理事。『僕って何』(77)で芥川賞受賞。釈迦を素材とした『鹿の王』、釈迦の言葉を論じた『青春のアーガマ』をはじめ『法華経』『般若経』の入門書を刊行するなど、中堅作家では屈指の仏教通として知られる。