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別巻

辻章著作集
川村湊自撰集
台湾セクシュアル・マイノリティ文学
ジェンダー研究のフロンティア
史話 日本の古代
八切意外史
宇宙大全/星座大全
知の攻略 思想読本
花の名随筆



新刊案内

■ 2019年1月刊行

世界名作探偵小説選
エドガー・アラン・ポー、バロネス・オルツィ、サックス・ローマー原作  山中峯太郎訳著  平山雄一註・解説  本体:6800円(税別)
『名探偵ホームズ全集』全作品翻案で知られる山中峯太郎による、つとに高名なポーの三作品、「隅の老人」のオルツィと「フーマンチュー」のローマーの三作品。翻案ミステリ小説、全六作を一挙大集成! 「日本シャーロック・ホームズ大賞」を受賞した『名探偵ホームズ全集』に続き、平山雄一による原典との対照の詳細な註つき。ミステリマニア必読!

■ 2018年12月刊行

ナーブルスィー神秘哲学集成
アブドゥルガニー・ナーブルスィー  山本直輝訳  中田考監訳  本体:4800円(税別)
なぜ、イスラームは、“アッラー”のみを崇拝するのか? 人間と宇宙の存在を根底から問う〈存在一性論〉の巨匠、ヤコブ・べーメ、エクハルトに匹敵する知られざる知の巨人による神秘思想の到達点。本邦の一神教研究の新しい時代の幕開けを告げるイスラーム神秘主義思想の古典の最高峰の翻訳と解説。【井筒俊彦の存在一性論の限界を剔出し、新たな普遍主義と文明共存の地平融合を創唱する中田考「末法の神学」所収】
辻章著作集 第六巻
辻章  本体:2800円(税別)
「群像」編集長を務めたのち作家に転身、泉鏡花賞を受賞、芥川賞の候補となり、2015年に逝去した辻章の著作集、全六巻完結! 長篇『猫宿り』所収。

■ 2018年11月刊行

アメリカ侵略全史
ウィリアム・ブルム  益岡賢・大矢健・いけだよしこ訳  本体:3800円(税別)
史上最悪の“ならず者国家”は米国だ! 暗黒の歴史のすべてを暴いた“全世界で唯一の書”世界10カ国で翻訳刊行
オリンピックVS便乗商法
友利昴  本体:2400円(税別)
ある日、突然、あなたも訴えられる!? SNSでオリンピックについてつぶやいてはいけないって本当? 実は“和食”の提供も違法!?
ポストモダン・ニヒリズム
仲正昌樹  本体:2600円(税別)
主体の叛乱(68年)から記号の氾濫(ポストモダン)へ。「神」が去ったニヒリズム時代。永劫回帰なシミュラークルの世界で我々は、はたして、いかなる戦略が可能なのか?
トランスヒューマニズム
マーク・オコネル  松浦俊輔訳  本体:2400円(税別)
シリコンバレーを席巻する「超人化」の思想。人体冷凍保存、サイボーグ化、脳とAIの融合……。最先端テクノロジーで人間の限界を突破しようと目論む「超人間主義(トランスヒューマニズム)」。ムーブメントの実態に迫る衝撃リポート!
ドイツ装甲部隊史
ヴァルター・ネーリング  大木毅訳  本体:5800円(税別)
グデーリアンと共に、装甲部隊を育成し、ロンメル麾下で戦ったアフリカ軍団長が、自らの実戦経験を活かし、貴重な資料を紐解き纏め上げた栄光の「ドイツ装甲部隊」史。本書を抜きにして、“戦車(パンツァー)”を語れない不朽の古典、ついにドイツ語原書から初訳。【オリジナル図版、命令書、報告書など付録、全収録】
淡い焔
ウラジーミル・ナボコフ  森慎一郎訳  本体:3800円(税別)
詩から註釈へ、註釈から詩へ、註釈から註釈へ……幾重もの層を渡り歩きながら奇妙な物語世界へといざなう、『ロリータ』と並び称されるナボコフの英語小説の傑作! 架空の詩人による九九九行の詩、架空の編者が添えたまえがき、註釈、索引。

■ 2018年10月刊行

日本人の自然観
鈴木貞美  本体:5800円(税別)
日本人はいつから自然を愛してきたのか。記紀・万葉・風土記の世界から中・近世を経て現代まで、時代の文化と共に変容する意識と感性の変遷を文献を駆使して綜合的に解明する。
スクリーンの裾をめくってみれば
木全公彦  本体:2000円(税別)
黒澤明監督によるポルノ映画のポスターとは!? お蔵入りのはずが流出した三國連太郎の監督作品とは!? 長谷川和彦のデビュー作となるはずだった“和製洋ピン”とは!? 読んでびっくり、日本映画のちょっとセクシーなこぼれ話。
西部劇論 その誕生から終焉まで
吉田広明  本体:4600円(税別)
ジョン・フォードからイーストウッドまで――ハリウッドにおける西部劇の歴史を総覧し、映画にとって、アメリカにとって西部劇とは何だったのかを明らかにする、圧倒的書き下ろし長篇評論! 西部劇は今、誰も知らなかった新たな相貌を見せる。図版200点収録! 登場人物1000名以上! 670作品を紹介!
詩の約束
四方田犬彦  本体:2800円(税別)
屈辱と陶酔の少年時代、自己解体の青年時代、内部の地獄をさ迷う後悔と恍惚の壮年時代。《人生の乞食》から《わが煉獄》の現在へと辿る人生を共にした詩と詩人たちの真実。
辻章著作集 第五巻
辻章  本体:2800円(税別)
「群像」編集長を務めたのち作家に転身、泉鏡花賞を受賞、芥川賞の候補となり、2015年に逝去した辻章の著作集、第五巻刊行! 長篇『時の肖像 小説・中上健次』所収。

■ 2018年9月刊行

ヒトラーの家
デスピナ・ストラティガコス  北村京子訳  本体:4600円(税別)
3つの家に隠された真実。総統(フューラー)は自らの私的空間さえも宣伝(プロパガンダ)の武器にした――。第三帝国時代の膨大な史料をひもとき、邸宅の設計図から、インテリアや家具などの詳細、知られざる重要人物、当時の内外の報道に至るまで詳述。ナチズムの恐るべき実態に新たな角度から迫る。[図版多数収録]
現代語訳 墨夷応接録
森田健司編訳・校註・解説  本体:2400円(税別)
「黒船来航」に対して、幕府は本当に弱腰だったのか? 日米開国交渉に関する最重要史料でありながら、一般にはほとんど知られていない日本側の議事録が初の現代語訳に! 明治維新以後150年の「常識」を覆す!
文学はおいしい。
小山鉄郎  ハルノ宵子画  本体:1800円(税別)
日本の食と文学への愛を凝縮した珠玉のエッセイ。料理挿絵(カラー)100点【日本食の文化史もよくわかる】
本居宣長
熊野純彦  本体:8200円(税別)
根源的(ラジカル)な全体像。本書の「外篇」は、明治改元によってこの国の近代が開かれたそののち、宣長のうえに流れてきた時間を測りなおそうとするこころみである。一方でその蓄積をふまえ、他方でその堆積をかき分けてゆくことで、私たちははじめて、今日の時代のただなかで宣長の全体像をあらためてとらえかえすことができる。本書の「内篇」でもくろまれるのはそのくわだてにほかならない。たほう「外篇」がこころみるのもいわゆる「研究史」ではない。それはむしろ、現在の私たちが宣長の生と思考との痕跡をたどりなおそうとするさい、その所与の条件を形成する、本居宣長をめぐる近代日本の精神史のひとこまを検討することを目あてとするものなのだ。
G・H・ミード著作集成
G・H・ミード 植木豊編訳  本体:4600円(税別)
画期的な新訳で主要著作、論文、草稿を一冊に編纂。本邦初訳を含む、日本初の主要論考集。収録論文について詳細な「解題」を付した。「参考文献紹介」「先行翻訳一覧」「人名・事項索引」付き。

■ 2018年8月刊行

ロシア革命
和田春樹  本体:3600円(税別)
世界戦争の時代に抗した “魂にふれる革命”新資料・新構想によって、ボリシェヴィキによる歴史の歪曲を廃し初めてその全貌を明らかにする。「二月革命は、世界戦争の世紀である20世紀の幕を開いた、反戦・反軍の民衆革命のはじまりである……」(和田春樹)
新装版 新訳 共産党宣言
カール・マルクス  的場昭弘訳著  本体:3800円(税別)
マルクス生誕200年記念決定版新訳。資本主義の終焉と歴史の未来〉を予言した古典新訳に加え、当時の雰囲気をいきいきと伝える「無署名」で書かれた初版ブルクハルト版(1848年)のドイツ語原文、宣言の成立にかかわる貴重な資料群を収録。世界最新の研究動向を反映させた本文の翻訳に、さらに一言一言、丁寧な注解を付した。マルクス研究の第一人者が、長年あたため、半生をかけた永垂不朽の翻訳。
カール・マルクス入門
的場昭弘  本体:2600円(税別)
これ一冊で、マルクスとマルクス主義をまるごと理解! マルクスは、どんな本を読んで、何を食べ、どこに住んでいたのか? などなど、その人となりや、生涯の家族と友人、そして思わず笑ってしまうエピソードや思想を深く豊かに理解するための主要著作案内を網羅。圧倒的な資料収集と最新の研究成果を反映させたマルクス学の第一人者による決定版入門書。(付録)エピソード、年表、マルクス一族家系図、文献目録
「中東」の世界史
臼杵陽  本体:2600円(税別)
中東戦争、パレスチナ問題、イラン革命、湾岸戦争、「9. 11」、イラク戦争、「アラブの春」、シリア内戦、クルド人問題、「イスラーム国」(IS)……。「中東」をめぐる数々の危機はなぜ起きたのか? 中東地域研究の第一人者が近現代史を辿り直して、その歴史的過程を明らかにする。「中東」を単なる一地域としてではなく、アラブ諸国やトルコ、イラン、イスラエルから、ヨーロッパやアメリカ、ソ連/ロシア、さらには日本にいたるまで、内外の様々な勢力が交錯する場として示し、200年以上にわたる激動の歴史を大胆に解読する。中東情勢のみならず現代世界そのものの見方をも更新する、新たなる決定版通史。
ヴィクトリア朝怪異譚
ウィルキー・コリンズ、ジョージ・エリオット、メアリ・エリザベス・ブラッドン、マーガレット・オリファント  三馬志伸編訳  本体:2800円(税別)
イタリアで客死した叔父の亡骸を捜す青年、予知能力と読心能力を持つ男の生涯、先々代の当主の亡霊に死を予告された男、養女への遺言状を隠したまま落命した老貴婦人の苦悩。日本への紹介が少なく、読み応えのある中篇幽霊物語四作品を精選して集成!
軍隊指揮
ドイツ国防軍陸軍統帥部/陸軍総司令部編纂  旧日本陸軍/陸軍大学校訳  大木毅監修・解説  本体:7800円(税別)
“第一 用兵は一の術にして、科学を基礎とする、自由にして、かつ創造的なる行為なり。人格は用兵上至高の要件とす”秘中の秘とされた「電撃戦」の運用指針であり、ソ連を破滅の淵に追い込み、勝者アメリカも学んだ、現代における「孫子の兵法」。現代用兵思想の原基となった、勝利のドクトリン。【原書図版全収録】
たがめ・冬の川辺・蓬
川村亜子  本体:2000円(税別)
この作品集は亜子ちゃんがこの世にいた証であり、心だ。真摯に物事や人間を見つめた精神がある。佐藤洋二郎氏「追想」より
ドリームキャッチャー
福井孝典  本体:1400円(税別)
日本人女性サクラが直面する大国アメリカの真実。戦争する国の人と風土が織り成す注目のミステリーロマン!

■ 2018年7月刊行

ドゥルーズ+ガタリ〈アンチ・オイディプス〉入門講義
仲正昌樹  本体:2000円(税別)
ポストモダンの原基を攻略する。68年、著者二人の出会いが、革命の書を生んだ。この複雑な網の目のような“危険な思考”は、しかし、あまりにも、わかりにくい。「欲望機械」、「分裂分析」、「器官なき身体」など、正体不明な用語を丁寧に説明。きわめて創造的な思想とそのカオスな文脈をきっちり解きほぐす。知に衝撃を与えた、“わけのわからない”テクストを、現代思想の第一人者が、わかりやすく完全読解。
新約聖書 本文の訳
田川建三訳  本体:4000円(税別)
余計な粉飾を排し、教会の壁の外に解き放ち、原文の趣をありのままの姿で伝える、画期的な日本語訳新約聖書!
新約聖書 本文の訳 携帯版
田川建三訳  本体:1800円(税別)
余計な粉飾を排し、教会の壁の外に解き放ち、原文の趣をありのままの姿で伝える、画期的な日本語訳新約聖書!
辻章著作集 第四巻
辻章  本体:2800円(税別)
「群像」編集長を務めたのち作家に転身、泉鏡花賞を受賞、芥川賞の候補となり、2015年に逝去した辻章の著作集、第四巻刊行! 「季刊・綜合文芸誌 ふぉとん」掲載全作品所収。
カズオ・イシグロの視線
荘中孝之・三村尚央・森川慎也編  本体:2800円(税別)
幼年時代の日本での記憶とイギリスでの体験をもとに、独特の世界を構築するイシグロ。気鋭の英文学者らがノーベル賞作家の全作品を時系列に通観し、その全貌に迫る。

■ 2018年6月刊行

新世界秩序
ジャック・アタリ  山本規雄訳  本体:2400円(税別)
30年後、世界を支配するのは誰か? 日本はどうすべきか? 今後、帝国の攻防は激化し、ポピュリズム・原理主義が台頭し世界は無秩序とカオスへと陥る。欧州を代表する知性が、21世紀の新世界秩序を大胆に構想する!
新版 心の消化と排出
北山修  本体:2400円(税別)
この世界で「割り切れない」ものと向き合うために。人は心の「未消化物」をいかに受け入れ、こなしていくのか。精神分析学から神話・昔話研究まで、数々の知見を駆使して分析する。日本語臨床研究・日本人論の記念碑的成果。
戦闘戦史
樋口隆晴  本体:2800円(税別)
戦争を決するのは政治家と将軍だが、戦闘を決するのは前線の指揮官である。恐怖と興奮が渦巻く「現場」で野戦指揮官たちは、その刹那、どう部下を統率し、いかに決断したのか?ガダルカナル、ペリリュ―島、嘉数高地、ノモンハン、占守島など、生々しい“戦闘”の現場から、「戦略論」のみでは見えないリーダシップの本質に迫る戦術部隊の戦例を専門的にあつかった“最前線の戦史”、初の書籍化。【図表60点以上収録】

■ 2018年5月刊行

リヒテンベルクの雑記帳
ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク  宮田眞治訳  本体:4800円(税別)
ズボンを二本持っている者は、一方を金に換えこの本を買え。ニーチェが「ドイツ散文の宝」と賞賛し、ホーフマンスタール、ウィトゲンシュタイン、フロイト、ベンヤミン、ブルトンら、二十世紀の思想や文学に巨大な足跡を残した人びとに多くの刺激を与え、エリアス・カネッティが「世界文学におけるもっとも豊かな書物」と呼んだドイツ・アフォリズム文学の嚆矢!
クルアーン入門
松山洋平編  本体:2700円(税別)
私たち日本人は、イスラーム教の聖典「クルアーン」(コーラン)をどう読めばよいのか? 読むために最低限必要、かつ、日本人が気になるところに焦点を絞り、深く・正しく理解するための“ツール”を提供する。新しい本格的な入門書。
ヴェネツィアの出版人
ハビエル・アスペイティア  八重樫克彦・八重樫由貴子訳  本体:2800円(税別)
“最初の出版人”の全貌を描く、ビブリオフィリア必読の長篇小説! グーテンベルクによる活版印刷発明後のルネサンス期、イタリック体を創出し、持ち運び可能な小型の書籍を開発し、初めて書籍にノンブルを付与した改革者。さらに自ら選定したギリシャ文学の古典を刊行して印刷文化を牽引した出版人、アルド・マヌツィオの生涯。
生物模倣
アミーナ・カーン  松浦俊輔訳  本体:2600円(税別)
コウイカの皮膚×迷彩、クジラのひれ×流体力学、シロアリの塚×建築、葉の光合成×脱炭素エネルギー。「生物模倣技術」の研究者たちによる驚きのアイデアから、実現への苦闘、未来のビジョンに至るまで、最前線で徹底取材!
双子のコッペリア
生源寺宏行  本体:1500円(税別)
人間、動物、そして命なき人形たち。現実、夢、超現実。詩と短篇小説の協演。

■ 2018年4月刊行

マンシュタイン元帥自伝
エーリヒ・フォン・マンシュタイン  大木毅訳  本体:3600円(税別)
アメリカに、「最も恐るべき敵」といわしめた、“最高の頭脳”は、いかに創られたのか? 栄光ある一族の歴史、侍童を務めた第二帝政カイザーの宮廷、陸軍士官学校、第一次大戦とドイツ革命、ヴァイマール共和国とヒトラーの影、ソ連訪問と赤軍将校たちとの交遊、軍中枢とナチス体制との角逐、そしてなによりも軍隊統合と「委任占術」(Auftragstaktik)など“勝利”を可能にしたプロイセン・ユンカーの矜持、参謀の責務、組織運用の妙を自ら語る。
友情の哲学
藤野寛  本体:1800円(税別)
「友達」との関係は、もっと緩やかでいいはずだ。人びとの生き方が多様化し、SNSが日常化した社会の中で、私たちはどう歩んでいくべきか? 「友情」という承認の形に注目し、その定義から未来像まで哲学する!
ねみみにみみず
東江一紀  越前敏弥編  本体:1800円(税別)
翻訳家の日常、翻訳の裏側。迫りくる締切地獄で七転八倒しながらも、言葉とパチンコと競馬に真摯に向き合い、200冊を超える訳書を生んだ翻訳の巨人。知られざる生態と翻訳哲学が明かされる、おもしろうてやがていとしきエッセイ集。
グローバル資本主義の形成と現在
レオ・パニッチ&サム・ギンディン  長原豊監訳  芳賀健一・沖公祐訳  本体:3800円(税別)
米の財務省、FRB、WSは、グローバル経済をいかに支配してきたか? ドイッチャー賞受賞。 「国家とグローバル資本主義の密接な関係について初めて歴史的に解明した偉大なる書!」――サスキア・サッセン
辻章著作集 第三巻
辻章  本体:2800円(税別)
「群像」編集長を務めたのち作家に転身、泉鏡花賞を受賞、芥川賞の候補となり、2015年に逝去した辻章の著作集、第三巻刊行! 泉鏡花文学賞受賞作『夢の方位』、第三作品集『子供たちの居場所』所収。
ラモー 芸術家にして哲学者
村山則子  本体:2800円(税別)
伝統と変革。彼の作品を契機とした世紀の論争からラモーの全貌を解明する。フランス伝統のトラジェディ・リリックとイタリア由来の新しいオペラ・ブッファ。両者の影響の下に、旋律を含めた音楽理念の基本に和声を据え、独自の世界を追求したラモー。18世紀フランス知識人を巻き込んだ「ブフォン論争」を軸にラモーの音楽と思想を解明する。

■ 2018年3月刊行

神道新論
河村央也  本体:1600円(税別)
明治維新を主導した国学の徒は、何を夢見て、そして夢破れたのか? 明治維新に裏切られた“真の神道”を現代によみがえらせ、近代日本を逆照射する。
科学的人間と権力政治
ハンス・J・モーゲンソー  星野昭吉・木有訳  本体:2500円(税別)
政治とはより小さい悪の選択である。国際政治学の泰斗モーゲンソーの出世作。世界政治の問題を理性で解決しようとするリベラル合理主義者に冷水を浴びせた現実主義国際政治哲学の理論的記念碑。

■ 2018年2月刊行

良寛――愛語は愛心よりおこる
持田鋼一郎  本体:2000円(税別)
逸話、信仰、歌・漢詩・書、交遊――その歩みにいまを生きる知恵を学ぶ。江戸後期、清貧の中に真の豊かさを見出した良寛の生き方は、時代を経た現在もなお私たちの心を慰め、励ましてくれる。いまだに謎も多いその歩みを、史跡や史料、従来の考証から新説まで丹念に目を配りながらたどることで、現代社会を生きるための知恵を学ぶ。*歌・漢詩多数収録
外の世界
ホルヘ・フランコ  田村さと子訳  本体:2800円(税別)
アルファグアラ賞受賞作! 〈城〉と呼ばれる自宅の近くで誘拐された大富豪ドン・ディエゴ。身代金を奪うために奔走する犯人グループのリーダー、エル・モノ。彼はかつて、“外の世界”から隔離されたドン・ディエゴの可憐な一人娘イソルダに想いを寄せていた。そして若き日のドン・ディエゴと、やがてその妻となるディータとのベルリンでの恋。いくつもの時間軸の物語を巧みに輻輳させ、プリズムのように描き出す、コロンビアの名手による傑作長篇小説!
ブッチャーズ・クロッシング
ジョン・ウィリアムズ  布施由紀子訳  本体:2600円(税別)
『ストーナー』で世界中に静かな熱狂を巻き起こした著者が描く、十九世紀後半アメリカ西部の大自然。バッファロー狩りに挑んだ四人の男は、峻厳な冬山に帰路を閉ざされる。彼らを待つのは生か、死か。人間への透徹した眼差しと精妙な描写が肺腑を衝く、巻措く能わざる傑作長篇小説。

■ 2018年1月刊行

ゲノムで社会の謎を解く
ダルトン・コンリー&ジェイソン・フレッチャー  松浦俊輔訳  本体:2800円(税別)
「最もエキサイティングな先端領域への、必読の入門書」――スティーブン・ピンカー(ハーバード大学心理学教授)「貧困や不平等、社会的流動性に関心のあるかたなら一読の価値あり」――グレゴリー・クラーク(カリフォルニア大学デーヴィス校経済学教授)IQは生まれか育ちか、それとも? 禁煙政策はどこまで効果があるのか? 「人種」概念はなぜ間違っているのか? ゲノム編集の真の射程とは? 遺伝子「格差」時代はやって来るのか?……来たるべき「社会ゲノミクス革命」が、最新の遺伝学を駆使して、私たち人類の世界観や未来像を根本から刷新する!
国民票決と国民発案
カール・シュミット  仲正昌樹監訳・解説  松島裕一訳  本体:2000円(税別)
“民意は”絶対なのか? “直接民主制”は可能なのか? ナチスの桂冠法学者が、ヒトラー政権樹立前、「世界で最も民主的」といわれたワイマール憲法を素材に、民主主義、議会と立憲主義などを論じる。いわばシュミットの中軸「民主主義―憲法―喝采」が、最も凝縮された論考、初翻訳。【付】監訳者の特別解説「シュミット理論の魅(魔)力」
公共的なるもの
権安理  本体:2800円(税別)
普段、なにげなく使われている〈公共性〉とは? ハンナ・アーレントを軸に日本の〈公共性〉という言葉とその概念の歴史を初めて本格的にまとめ、体系化した画期的な研究。思想・社会科学のみならず政治・行政関係など必読の一冊。
青邱野譚
金敬鎮  梅山秀幸訳  本体:3800円(税別)
李朝末期――“民乱”と“帝国主義”が吹き荒れるなか、朝鮮民衆は、いかなる人生を送っていたのか?
辻章著作集 第二巻
辻章  本体:2800円(税別)
「群像」編集長を務めたのち作家に転身、泉鏡花賞を受賞、芥川賞の候補となり、2015年に逝去した辻章の著作集、第二巻刊行! 第一長篇『誕生』所収。

■ 2017年12月刊行

ビガイルド 欲望のめざめ
トーマス・カリナン  青柳伸子訳  本体:2800円(税別)
女だけの閉ざされた学園に、傷ついた兵士がひとり。心かき乱され、本能が露わになる、女たちの愛憎劇。ソフィア・コッポラ監督、ニコール・キッドマン主演、カンヌ国際映画祭監督賞受賞作原作小説!
イブン・タイミーヤ政治論集
イブン・タイミーヤ  中田考編訳・解説  本体:3800円(税別)
〈ジハード〉とは何か? 西洋近代とは異なる「政治」の要諦。本書は、イスラーム国法学と政治の一般理論、現代原理主義反体制武装闘争派の革命論に理論的基礎を与えたファトワ―(教義回答)など、現代中東政治を読み解くための最良の古典である。訳者、渾身の解説付き。
ポスト・オリエンタリズム
ハミッド・ダバシ  早尾貴紀・本橋哲也・洪貴義・本山謙二訳  本体:3400円(税別)
サイードの思想や“ポストコロニアリズム”を超えて中東−西洋の関係を問い直す新たなる古典。「サイード後、最も傑出した中東出身の知識人」とされる著者がさらに混迷を深めるイスラーム世界と欧米の関係を、新たな歴史的視座で分析した名著。
クルタンの礼儀作法書
アントワーヌ・ド・クルタン  増田都希訳  本体:2800円(税別)
十七、十八世紀フランスの紳士淑女のあいだで“礼儀正しい”ふるまい方の模範とされた礼儀作法書のベストセラー、初の全訳!
「砂漠の狐」回想録
エルヴィン・ロンメル  大木毅訳  本体:3400円(税別)
第一級の証言。ロンメルの遺稿。DAK(ドイツ・アフリカ軍団)の奮戦を、指揮官自ら描いた第一級の証言。ロンメルの遺稿ついに刊行!【ロンメル自らが撮影した戦場写真/原書オリジナル図版、全収録】

■ 2017年11月刊行

戦争と虚構
杉田俊介  本体:2400円(税別)
いかにフィクションは戦争に抗するのか? 災厄の気配――鳴り響く早朝のJアラート。力なき笑いに覆われた〈戦前〉――に満ちる転換期としての2010年代。『シン・ゴジラ』『君の名は。』『聲の形』『この世界の片隅に』、押井守、宮崎駿、リティ・パン、伊藤計劃、湯川遥菜、安倍晋三、東浩紀、土本典昭……、それらを星座のようにつなぎ合わせたとき、見えてくる未来とは。新たなる時評=批評の形。
いかに世界を変革するか
エリック・ホブズボーム  水田洋監訳  伊藤誠、太田仁樹、中村勝己、千葉伸明訳  本体:3800円(税別)
20世紀最大の歴史家ホブズボーム、晩年のライフワークがついに翻訳なる! 19〜20世紀の挫折と21世紀への夢を描く壮大なる歴史物語。
ウールフ、黒い湖
ヘラ・S・ハーセ  國森由美子訳  本体:2000円(税別)
ウールフは、ぼくの友だちだった――オランダ領東インド。農園の支配人を務める植民者の息子である主人公「ぼく」と、現地人の少年「ウールフ」の友情と別離、そしてインドネシア独立への機運を丹念に描き出し、一大ベストセラーとなった〈オランダ文学界のグランド・オールド・レディー〉による不朽の名作、待望の本邦初訳!

■ 2017年10月刊行

資本主義の終焉
デヴィッド・ハーヴェイ  大屋定晴、中村好孝、新井田智幸、色摩泰匡訳  本体:2800円(税別)
21世紀資本主義は破綻するか? さらなる進化を遂げるか? このテーマに興味ある方は必読!(「フィナンシャル・タイムス」紙)世界が注目! 12か国で刊行。
フトゥーワ
アブー・アブドゥッラフマーン・スラミー  中田考監訳  山本直輝訳  本体:2200円(税別)
イスラーム版『武士道』、初翻訳! 「『フトゥーワ』は、決して過去の書物ではなく、イスラームにおける「若々しさ(フトゥーワの原義)」、同胞精神とは何かを学ぶために、今でも有用な指南書として薦められます。(…)フトゥーワの精神が、本書とともに日本にも届き、サムライの精神と巡り合うことを願っています。」イブン・ハルドゥーン大学学長レジェプ・シェンチュルク氏「『フトゥーワ』翻訳に寄せて」より
東京時間旅行
鹿島茂  本体:1800円(税別)
変わりつづけるこの街のあの時、あの場所へ――日本の近代を創った上野の博覧会、震災と空襲で郊外へ向かった文学者たち、1964年の五輪における都市大改造、古書街・神保町で過ごした思い出……時代とともに絶えず変貌する東京150年の歩みを、博覧強記の文学者が独自の多彩な視点でたどりなおす。
『死者の書』の謎――折口信夫とその時代
鈴木貞美  本体:2600円(税別)
生誕130周年、いま、甦る折口信夫。歌人・小説家=釈迢空と民俗学者・国文学者=折口信夫。二つの才能が見事に融合・醗酵した稀有の小説『死者の書』。作家の青年期、作品成立の時代背景・作者の精神に踏み込むことで謎多き名作の秘鑰に迫る。
葭の堤
秋山圭  本体:1800円(税別)
潴水地の底に消えた谷中村。その地で育ったチヨとユウ、部落の総代から土地買収員となった男の妻トシ、田中正造の妻・勝子。そして正造の死後もひとり旧谷中村への援助を続けた婦人解放運動の先駆者・福田英子。足尾銅山鉱毒事件にかかわり、人生を変えられた女たちを描く、書き下ろし長篇小説。
タラバ、悪を滅ぼす者
ロバート・サウジー  道家英穂訳  本体:2400円(税別)
「おまえは天の意志を遂げるために選ばれたのだ。おまえの父の死と、一族皆殺しの復讐をするために」。ワーズワス、コウルリッジと並ぶイギリス・ロマン派の桂冠詩人による、中東を舞台にしたゴシックロマンス。英国ファンタジーの原点とも言うべきエンターテインメント叙事詩、本邦初の完訳!【オリエンタリズムの実像を知る詳細な自註も訳出!】
辻章著作集 第一巻
辻章  本体:2800円(税別)
「群像」編集長を務めたのち作家に転身、泉鏡花賞を受賞、芥川賞の候補となり、2015年に逝去した辻章の著作集全6巻、刊行開始! 第一作品集『逆羽』、第二作品集『この世のこと』、芥川賞候補作「青山」所収。

■ 2017年9月刊行

メタヒストリー
ヘイドン・ホワイト  岩崎稔監訳  本体:6800円(税別)
歴史学に衝撃をもたらした伝説の名著。翻訳不可能と言われた問題作が43年を経て遂に邦訳完成! ホワイト日本語版序文「ようやく! そして、メタヒストリーを再考する意味について」
密告者
フアン・ガブリエル・バスケス  服部綾乃・石川隆介訳  本体:4600円(税別)
「あの時代、私たちは誰もが恐ろしい力を持っていた――」大学教授である実父の著書への激越な批判、その父の病と交通事故による死、愛人の告発、昔馴染みの女性の証言、そして彼が密告した家族の生き残りとの時を越えた対話……。父親の隠された真の姿への探求の果てに、第二次大戦下の歴史の闇が浮かび上がる。マリオ・バルガス=リョサが激賞するコロンビアの気鋭による、あまりにも壮大な大長篇小説!
【「新青年」版】黒死館殺人事件
小栗虫太郎  松野一夫挿絵  山口雄也註・校異・解題  新保博久解説  本体:6800円(税別)
日本探偵小説史上に燦然と輝く大作の「新青年」連載版を初めて単行本化! 「新青年の顔」として知られた松野一夫による初出時の挿絵もすべて収録! 2000項目に及ぶ語註により、衒学趣味(ペダントリー)に彩られた全貌を精緻に読み解く! 世田谷文学館所蔵の虫太郎自身の手稿と雑誌掲載時の異同も綿密に調査! “黒死館”の高楼の全容解明に挑む、ミステリマニア驚愕の一冊!
スター女優の文化社会学
北村匡平  本体:2800円(税別)
彼女たちはいかにして「スター」となったのか。なぜ彼女たちでなければならなかったのか。原節子と京マチ子を中心に、スクリーン内で構築されたイメージ、ファン雑誌などの媒体によって作られたイメージの両面から、占領期/ポスト占領期のスター女優像の変遷をつぶさに検証し、同時代日本社会の無意識の欲望を見はるかす、新鋭のデビュー作!
サイバネティクス全史
トマス・リッド  松浦俊輔訳  本体:3600円(税別)
第二次世界大戦中に対空兵器研究において大きく浮上した計算機科学。そのなかで数学者ノーバート・ウィーナーによって、人間と機械(マシン)を統合する理論「サイバネティクス」は誕生した。サイバネティクスは現実世界でのイノベーションを通じて、同時代人の想像力に多大なる刺激を与え、人間の能力の限界を超える「サイボーグ」や、自由で開かれた「サイバースペース」の夢を生み出した。しかし一方でそれは、ロボットの反乱や、監視社会の到来、サイバー戦争・テロの可能性といった恐怖をもたらすことにもなる――。近未来におけるユートピアの希望とディストピアの不安にたえず揺れ動いてきた「サイバネティクス神話」の思想や文化の系譜を、最新資料や関係者へのインタビューなども交えながら鮮やかに活写する。
パンツァー・オペラツィオーネン
ヘルマン・ホート  大木毅編訳・解説  本体:3600円(税別)
総統ヒトラーに直言、陸軍参謀総長ハルダーに異議、戦車将軍グデーリアンに反論。兵士たちから“親父”と慕われ、ロンメル、マンシュタインに並び称される将星、“知られざる作戦の名手”が、勝敗の本質、用兵思想、戦術・作戦・戦略のあり方、前線における装甲部隊の運用、戦史研究の意味、そして人類史上最大の戦い独ソ戦の実相を自ら語る。【貴重な原書オリジナル図版全収録】
ありふれた教授の毎日
中村幸一  本体:1300円(税別)
されど教授の感情。。。たかが教授の意見。。。町田康、沓掛良彦氏ら、読み巧者をうならせ、おもしろがらせた、『中村教授のむずかしい毎日』(筆名=上村隆一)に続く、待望の、読めば、肩から力が抜け、毎日が気楽になるエッセー集、第2弾!