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別巻

川村湊自撰集
台湾セクシュアル・マイノリティ文学
ジェンダー研究のフロンティア
史話 日本の古代
八切意外史
宇宙大全/星座大全
知の攻略 思想読本
花の名随筆



新刊案内

■ 2017年2月刊行

2100年へのパラダイム・シフト
広井良典+大井浩一編  本体:1800円(税別)
日本を代表する50人の知性が“21世紀の歴史”の大転換を予測する。資本主義の危機、ポピュリズムの台頭、宗教とテロ、覇権交代の国家……世界、そして日本はどうなるのか?
ラカン的思考
宇波彰  本体:2400円(税別)
忘れられてしまった夢こそ、「解釈」の最高の材料である。ラカンの「思考」から汲み取られ、紡がれる思想の可能性と“力”。いまだ刊行中である膨大な講義録「セミネール」を読み解き、断片、痕跡、残滓、忘却から存在の豊饒さを救い出す。フランス現代思想研究の先駆者である著者、畢生のライフワーク、結実。
花の残日録
小川征也  本体:1600円(税別)
さばさばからっとハードボイルドを貫き常にユーモアを絶やさずに時には花もある中年弁護士の終活物語

■ 2017年1月刊行

名探偵ホームズ全集 第一巻
コナン・ドイル原作  山中峯太郎訳著  平山雄一註  本体:6800円(税別)
昭和三十〜五十年代、日本中の少年少女が探偵と冒険の世界に胸を躍らせて愛読した、図書館・図書室必備の、あの山中峯太郎版「名探偵ホームズ全集」、シリーズ二十冊を全三巻に集約して一挙大復刻! 小説家・山中峯太郎による、原作をより豊かにする創意や原作の疑問/矛盾点の解消のための加筆を明らかにする、詳細な註つき。ミステリマニア必読!
ポスト・モダンの左旋回
仲正昌樹  本体:2200円(税別)
現代思想総括の書。浅田彰や柄谷行人などの日本のポスト・モダンの行方、現象学と構造主義を介したマルクス主義とデリダやドゥルーズの関係、ベンヤミン流の唯物史観、ローティなどのプラグマティズムの可能性等、冷戦の終結と共に「マルクスがいなくなった」知の現場を俯瞰し時代を画した旧版に、新たにフーコーの闘争の意味、ドゥルーズのヒューム論、ネグリの〈帝国〉の意義、戦後左翼にとってのアメリカとトランプなど、新たな論考を付す。
〈中露国境〉交渉史
井出敬二  本体:2800円(税別)
2008年、プーチンは実効支配していた領土を、なぜ中国に譲り渡したか? 圧力と交渉によって領土問題が決着した〈中露国境紛争〉。ロシア・中国の日本公使を務めた外交官による中露の国境交渉と解決の経緯、交渉者の証言。北方領土・尖閣の最重要資料
東野鉄道
中嶋敬彦  本体:1200円(税別)
母をめぐる時空の奥に存在の無限の深みを見据える

■ 2016年12月刊行

戦車に注目せよ
ハインツ・グデーリアン  大木毅編訳・解説  田村尚也解説  本体:5500円(税別)
戦争を変えた伝説の書。電撃戦の立役者が自ら記した【組織革新(イノヴェーション)】の要諦。名のみ知られていた幻の書ついに完訳。ほかに旧陸軍訳の諸論文と戦後の論考、刊行当時のオリジナル全図版収録。
シン・ゴジラ論
藤田直哉  本体:1800円(税別)
破壊、SIN、享楽、WAR、神。ぼくらは、なぜ、〈ゴジラ〉を求めるのか? あらゆるゴジラという可能性を語り尽くす。
テロルとゴジラ
笠井潔  本体:2200円(税別)
半世紀を経て、ゴジラは、なぜ、東京を破壊しに戻ってきたのか? 世界戦争、大量死、例外社会、群集の救世主、行動的ニヒリズム、トランプ……「シン・ゴジラ」を問う表題作をはじめ、小説、映画、アニメなどの21世紀的文化表層の思想と政治を論じる著者最新論集。
SMAPクロニクル わたしたちはスマップと生きてきた
篠原沙里  本体:1600円(税別)
25年間の想い出を、これからも残すために――永久保存版。1991.9.9のデビューから現在までの全軌跡(クロニクル)。5人(6人)の活躍・友情・危機・知られざる物語……そして、彼らに励まされ続けてきた私たち。伝説の放送、TV関係者の証言も盛り込みまとめられたスマップと私たちの25年のすべて
SMAPウォッチング わたしたちはスマップを観てきた
篠原沙里  本体:1600円(税別)
25年間の記憶を、ずっと残すために――永久保存版。なぜ私たちは、スマップを愛しつづけるのか? 突然の解散発表に、日本社会は衝撃を受けた……なぜ彼らは「国民的」存在であり続けたのか? その魅力の秘密と日本社会の深層を探る、スマップとファンが共有した時間の観察記。
聖愚者ラヴル
エヴゲーニー・ヴォドラスキン  日下部陽介訳  沼野恭子解説  本体:4200円(税別)
わたしはアルセーニーであり、ウスチン、アムブローシーであり、今はラヴルになりました。わたしの命を生きるのは、別の体と別の名前を持つ、お互い似たところのない四人の人間です。四つの名前を生きながら、愛する女性を救うことのできなかった己の罪を生涯を懸けて償い続ける中世ロシアの聖者の凄絶かつ清廉な生の軌跡――。「ポリシャヤ・クニーカ(大きな本)賞」と「ヤースナヤ・ポリャーニャ賞」をダブル受賞した現代ロシアの超大型新人が贈る、大いなる愛の物語!
赤松小三郎ともう一つの明治維新
関良基  本体:1800円(税別)
隠された幕末維新の真実。坂本龍馬より時代に先駆け、維新直前に暗殺された、大政奉還の隠れた立役者の実像! 赤松が生きていれば、日本はまったく異なる近代史を歩んでいた……大政奉還150周年記念。
トロアスの港
下田ひとみ  本体:1300円(税別)
富岡幸一郎氏(文芸評論家)推薦の辞。古い城下町にある教会。春の陽が射すこの牧歌的な風景のなかに、アメリカの神学校を出た一人の日本人牧師がやって来る。ベートーベンの『月光』の調べは、この来訪する神の使いの秘められた来歴を物語る序曲となる。計り知れない神の愛は、弱き人にとってはひとつの受難となるのか。読み進めるなかに、プロローグの悲劇がよみがえりつつ、静かな救済のドラマへと変わっていく。作者の筆致そのものがその時、或る伝道の調べとなる。

■ 2016年11月刊行

用兵思想史入門
田村尚也  本体:2800円(税別)
あらゆる戦いの勝・敗を決める究極のソフト、それは、「用兵」である。用兵を知らなければ、真の戦略・作戦・戦術を語れない。なにより、歴史を語れない。古代メソポタミアから現代アメリカの「エアランド・バトル」まで、人類の歴史上、連綿と紡がれてきた過去の用兵思想を紹介し、その基礎をおさえる。また、近年、アメリカや西欧で注目されている用兵思想を、我が国で初めて本格的に紹介する入門書。【図版多数】
ハンナ・アーレント「革命について」入門講義
仲正昌樹  本体:1800円(税別)
権力の暴走を抑制し、政治の劣化を阻止する〈永続する政治体〉とは? ポピュリズム、排外主義の蔓延、世の中を「いますぐ変えたい」願望の台頭。そして民主主義が機能停止しつつある、今。『人間の条件』と双璧をなす主著を徹底読解。その思想の核心を丁寧に掴み取る。
渓西野譚
李羲準・李羲平  梅山秀幸訳  本体:3800円(税別)
19世紀初め、李朝末期、動乱の歴史に飲み込まれていく朝鮮社会の裏面を描いた歴史的古典。社会は爛熟し、新たな胎動が始まる一方で、宮廷は「闘争」に明け暮れていた。本書312篇の説話には、支配階級の両班、多様な下層民の姿が活写され、朝鮮の国家・民族のアイデンティティを模索する過程を読み取ることができる。
曲がりくねった一本道
徳永徹  本体:1600円(税別)
長崎の原爆体験から福島の原発事故まで。一人の基礎医学徒が体験した激動の同時代史。
直虎と直政
岳真也  本体:1800円(税別)
波乱の実録! 戦国時代末期。血みどろの策謀渦巻く奥三河の地に、おんな地頭として一族と領地領民を守り抜き、井伊の赤鬼と恐れられた宿縁の養嗣子=直政(虎松)を育て上げた次郎法師直虎。数奇な運命に彩られた幕臣筆頭井伊家中興の二人。

■ 2016年10月刊行

私たちの“感情”と“欲望”は、いかに資本主義に偽造されているか?
フレデリック・ロルドン  杉村昌昭訳  本体:2400円(税別)
社会を動かす“感情”と“欲望”の構造分析。今、欧州を揺り動かす新たな経済思想。今、「怒れる若者たち」に熱狂的に支持される経済学者ロルドン――その“偽造”のメカニズムをスピノザ哲学と社会科学の結合によって解明した最先鋭の資本主義批判。
「西遊」の近代
尾高修也  本体:2300円(税別)
鴎外、漱石、藤村、芙美子、茂吉、荷風……。日本の近代は日本人が欧米を旅する「西遊」の歴史でもあった。洋行体験で直面した努力と葛藤は彼らの文学に何をもたらしたか。

■ 2016年9月刊行

創造元年1968
笠井潔  押井守  本体:1800円(税別)
文学、メシ、暴力、エロ、SF、赤軍、ゴジラ、神、ルーザー、攻殻、最終戦争……、〈1968年〉。あの時代、同じ空気を吸っていたクリエイター二人が、当事者として語る貴重な時代の証言と“創造”の原風景、そしてそこから逆照射される〈今〉。あれから、半世紀をへた、この国とTOKYOの姿を、徹底的に語り尽くす。
役僧たちの反乱
望月廣次郎  本体:1600円(税別)
事実の実際を超える、迫真の仏門劇。人間を貶める〈差別〉はすでに、教義の使徒たちの意識を占めるまでにはびこっていた。宗門のただ中にいる住持でなければ描きだせるはずのない、稀にも稀なヒューマン小説だ。金時鐘氏(詩人)推薦!
復帰の日
澤井繁男  本体:1200円(税別)
ある日突然、病魔に襲われ、追い打ちをかけるように降りかかる身内の不始末。絶望の淵に立たされた主人公に、復帰を遂げる日は来るのだろうか? 闘病生活で出会った女性たちとのふれあいを通して、多様な身心の〈肉欲〉を描き切った書き下ろし作品。
日本外交からみた宇宙
星山隆  本体:2700円(税別)
宇宙開発は、地上の平和と戦争に、どのように関わっているか? JAXA調査国際部にも所属した外務官僚が外交・安全保障という新しい視点から宇宙開発政策と国際協調を解き明かした宇宙論。《推薦》五代富文(元宇宙開発事業団副理事長・国際宇宙航行連盟会長)

■ 2016年8月刊行

第二次大戦の〈分岐点〉
大木毅  本体:2800円(税別)
一瞬の躊躇、刹那の決断が国家の興亡を分ける――独創的な視点と新たな史資料が人類未曾有の大戦の分岐点を照らしだす! ファクト=ファインディング、アナシリス、ヒューマン・インタレスト、ナラティヴ……四つの視覚から、作家でもあり、防衛相防衛研究所や陸上自衛隊幹部学校でも教える著者が、外交、戦略、作戦、戦術などなど、第二次大戦の諸相を活写する。
性的不能の文化史
アンガス・マクラレン  山本規雄訳  本体:3700円(税別)
男たちの受難と苦闘の歴史。ワシントンも、ルイ16世も、ヒトラーも、ニュートンも、不能者だった! 彼らが生殖可能であったら、歴史は変わったかも……。
デザイン史
藪亨  本体:3000円(税別)
十九世紀における美術工業運動、装飾芸術と美的ユートピア、近代美術工業とデザイン、デザインとメディア……。こうした一連のテーマをめぐって近代の西欧と日本に現れるデザイン運動について、その意義と成果を直接に掘り起し、デザイン史の歴史、理論、批評の可能性に迫る。

■ 2016年7月刊行

分身入門
鈴木創士  本体:2800円(税別)
記憶のなかの自分、存在のイマージュ、時間と反時間、表層の破れとしての身体、光と闇、思考の無能性、書かれたもののクォーク、そして生と死……。「分身」をキー・ワードに、文学・美術・舞踏・映画・音楽etc...を縦横に論じる、未曾有の評論集!
ようこそ、映画館へ
ロバート・クーヴァー  越川芳明訳  本体:2500円(税別)
西部劇、ミュージカル、チャップリン喜劇、『カサブランカ』、フィルム・ノワール、カートゥーン……。あらゆるジャンル映画を俎上に載せ、解体し、魅惑的に再構築する! ポストモダン文学の巨人がラブレー顔負けの過激なブラックユーモアでおくる、映画館での一夜の連続上映と、ひとりの映写技師、そして観客の少女の奇妙な体験!
ナボコフの塊
ウラジーミル・ナボコフ  秋草俊一郎編訳  本体:3800円(税別)
『ロリータ』の英語作家、『賜物』のロシア語作家、『文学講義』の文学講師、『エヴゲーニイ・オネーギン』の翻訳者、はたまた鱗翅学研究者、さらにはチェス・プロブレム作家……多彩な顔をもつナボコフの50年余にわたる散文――ロシア語版『ロリータ』のあとがき、翻訳論、創作論、文学講義補講、言語学習のコツ、蝶の採集記、書評、追悼文、ボクシングのレポート、朗読会メモ、没原稿、レシピまで、全39編を網羅した、世界初のオリジナル・エッセイ集! ロシア語・英語・フランス語、すべて原典からの直接訳、ほぼ本邦初訳作品で構成。
乞食路通
正津勉  本体2000円(税別)
乞食上がりの経歴故に同門の多くに疎まれながら、卓抜な詩境と才能で芭蕉の寵愛を格別に受けた蕉門の異端児。肌のよき石に眠らん花の山(路通句126点収録)つげ義春氏推薦!
ゴーリキーは存在したのか?
ドミートリー・ブイコフ  斎藤徹訳  本体:2600円(税別)
マクシーム・ゴーリキーとは何者だったのか。作家の若き放浪時代からカプリ島への亡命時代、ソレントへの逃亡時代、体制の囚われ人となった晩年までを通観し、その人と作品をつぶさに見つめて再評価をめざす、ロシアの気鋭文学者による長篇評伝!

■ 2016年6月刊行

分解する
リディア・デイヴィス  岸本佐知子訳  本体:1900円(税別)
リディア・デイヴィスの記念すべき処女作品集! 「アメリカ文学の静かな巨人」のユニークな小説世界はここから始まった。
スターリン批判 1953〜56年
和田春樹  本体:2900円(税別)
20世紀の“悪夢”と“希望”。歴史の闇の真実を、初めて明らかにする。「新資料にもとづいて描いた歴史像は、まったく新しい世界でもあった。極限状況の中で、いかに人々は歴史を動かすために苦闘したか。私は改めて深く知り、強い感動を禁じ得なかった」(和田春樹)
親鸞
三田誠広  本体2600円(税別)
煩悩具足の凡夫・悪人に極楽往生を約束した日本仏教の革命児! 書き下ろし長編歴史小説。
ボルジア家
アレクサンドル・デュマ  田房直子訳  本体:2400円(税別)
教皇の座を手にし、アレクサンドル六世となるロドリーゴ、その息子にして大司教/枢機卿、武芸百般に秀でたチェーザレ、フェラーラ公妃となった奔放な娘ルクレツィア。一族の野望のためにイタリア全土を戦火の巷にたたき込んだ、ボルジア家の権謀と栄華と凋落の歳月を、文豪大デュマが描き出す!
アスカロン、起源の海へ
大谷純  本体1600円(税別)
「生命の根源に向かう旅、人類が歩んできた行程を問う旅」植島啓司氏激賞! 摂食障害を治療する医師とその患者らによる、人類の文明/宗教/文化の来し方そして行く末を訪ねる対話篇。現役の心療内科医が著した、鮮烈な書き下ろし長篇小説。
国家と対峙するイスラーム
塩崎悠輝  本体2700円(税別)
「イスラームの知」は、「イスラーム国家」をなぜ求めるのか? 近代のイスラーム世界で、イスラームに基づく独自の国家を打ち立てようとする苦闘は、やがて各地で政治的な衝突を引き起こしていった。ムスリム諸国の中でももっとも日本に距離が近く、多民族が共存し、経済成長の続くマレーシアも例外ではなかった。中東と東南アジアをつなぐイスラームのネットワークは、20世紀の東南アジアにも大きな影響を及ぼした。ファトワー(教義回答)をはじめとする豊富なイスラーム学の一次資料読解を通して、東南アジアでイスラーム法学がどのような発展を遂げ、政治的に波及したのかを描いた画期的な研究。

■ 2016年5月刊行

見てごらん道化師(ハーレクイン)を!
ウラジーミル・ナボコフ  メドロック皆尾麻弥訳  本体:3400円(税別)
本は読むことはできない。再読することしかできない。自らの伝記的事実と作品をパロディー化し、物語のそこここに多様なモチーフ(サーカス、コンメディア・デッラルテ、気象、右と左……)を潜ませる――ナボコフが仕組んだ「間違いさがし」を解き明かす訳注付き。
フェティシズム全書
ジャン・ストレフ  加藤雅郁・橋本克己訳  本体:4800円(税別)
「下着、体液、奇形、死体、汚物……人類にとって、すべての物が、性慾の対象である」――ジャン=ポール・サルトル。人間の性的嗜好の奇怪さ、滑稽さ、深淵に迫る、世界初の“フェチの百科全書”。驚愕の図版1200点収載。
未来のために何をなすべきか?
ジャック・アタリ+積極的社会フォーラム  的場昭弘訳  本体:1400円(税別)
私たちは世界を変えられる! 〈長期的視点〉と〈合理的愛他主義〉による「積極的社会」実現のための17の提言。

■ 2016年4月刊行

〈ジャック・デリダ〉入門講義
仲正昌樹  本体:2000円(税別)
ポストモダンの頂点、デリダの“難解さ”を攻略する! スタンスがはっきりかつコンパクトに表現されている著作を精読し、脱構築、差延、代補現前の形而上学、エクリチュール/パロール、憑在論……といった独自の用語を丁寧に解説。哲学的な細かさと文学的レトリックが多重に絡み合った奇妙な文体を駆使したデリダは、いったい何に“拘り続けたか”を明らかにする。いままで日本で受容されてきたデリダ像を更新する入門講義。
軍事大国ロシア
小泉悠  本体:2800円(税別)
復活した“軍事大国”。21世紀世界をいかに変えようとしているのか?「多極世界」におけるハイブリッド戦略、大胆な軍改革、準軍事組織、その機構と実力、世界第2位の軍需産業、軍事技術のハイテク化……話題の軍事評論家による渾身の書き下ろし!

■ 2016年3月刊行

ドイツ軍事史
大木毅  本体:2800円(税別)
――栄光と悲惨! 輝けるドイツ統一戦争から、第二次世界大戦の惨憺たる壊滅まで――ドイツ軍は何故に勝利し、何故に敗北したのか? 戦後70年を経て機密解除された文書、ドイツ連邦軍事文書館や当事者の私文書など貴重な一次史料から、プロイセン・ドイツの外交、戦略、作戦、戦術を検証。戦史の常識を疑い、“神話”を剥ぎ、歴史の実態に迫る。
全南島論
吉本隆明  本体:5400円(税別)
吉本隆明によって南島は、人間の表現の「原型」、さらには、人間の家族・親族・国家の「起源」を探ることが可能な場所であった。それは同時に自らの詩人としての起源、批評家としての起源が立ち現われてくる場所でもあった。本書『全南島論』は、吉本隆明の表現の「原型」、表現の「起源」を明らかにしてくれる特権的な書物になった。一冊の書物のなかに、文字通り、一つの宇宙が封じ込められているのだ。――安藤礼二「解説」より
絶望と希望
吉原直樹  本体:2200円(税別)
3・11、あれから5年。報道されない“体の不調”と“心の傷”、破壊されそして新たに創出される人々の絆とコミュニティ――。被災者の調査を続けてきた地域社会学の第一人者による現地調査の集大成。
〈資本論〉第2巻・第3巻入門
デヴィッド・ハーヴェイ  森田成也・中村好孝訳  本体:2800円(税別)
グローバル経済を読み解く鍵は、〈第2巻〉にこそある。難解とされる〈第2巻〉〈第3巻〉がこんなに面白く理解できるなんて! ハーヴェイだからなしえた画期的入門書。世界的ベストセラー。
ルイ14世期の戦争と芸術
佐々木真  本体:6800円(税別)
豪華絢爛、絶対王政の絶頂期、大世紀(グラン・シエクル)。〈太陽王〉のイメージは、戦争によっていかに創りだされたのか? わが国で初めて明らかにされる、その創造の秘密とメディアの力。【貴重な図版など約160点収録】
川村湊自撰集 第五巻
川村湊  本体2800円(税別)
アジア的風土への積年の執心と煩を恐れぬ綿密なフィールドワーク、行動の批評家の思索の核心をなす民俗学的・宗教的諸論考を選りすぐって集成。
志賀直哉で「世界文学」を読み解く
郭南燕  本体3300円(税別)
日本語と「私」を超えて――。柔軟な言語観、透徹した洞察、映画的〈世界語〉を駆使した志賀作品の核心に迫り、特殊と刹那から普遍性を求める〈日本語文学〉の可能性を探求。

■ 2016年2月刊行

ジャパナイゼーション
ウィリアム・ペセック  北村京子訳  本体:1800円(税別)
海外からみた日本経済の問題とは? 日本の失敗から世界が学ぶべき教訓とは? 3・11以降、“アベノミクス”で、本当に復活できるのか? 世界が、いまの日本経済を知りたいとき、迷うことなく手にする「必読書」、待望の翻訳! 「政策決定者が日本の教訓を考えるとき……本書は、すべきでないことの青写真をタイミングよく提示する。ワシントンから北京にいたるまで、必読である」――ヌリエル・ルービニ(ニューヨーク大学教授)
今とは違う経済をつくるための15の政策提言
ヨーロッパの怒れる経済学者たち  的場昭弘監訳  尾澤和幸訳  本体:1600円(税別)
「民主主義が機能せず、地球環境は破壊され、貧富の格差が拡がる」世界の現状に呆れはて、怒り心頭の全欧州、経済学者総勢2000人が結集! 金融を私たちの手に取り戻し、産業の空洞化を食い止め、雇用と福祉を再建し、貿易と企業ガバナンスを変革、エコロジー型社会への転換など、「より良き社会」をめざす経済政策を提言する。全欧州ベストセラーの新宣言! ピケティ・ブームの先へ……。

■ 2016年1月刊行

江戸の糞尿学
永井義男  本体:2400円(税別)
日本人にとって、“糞尿”は、産業であり、文化だった。裏長屋から、吉原、大奥までのトイレ事情、愛欲の場所だった便所、覗き、糞尿趣味……初の“大江戸スカトロジー”秘蔵図版・多数収録!
イスラーム神学
松山洋平  本体:2700円(税別)
聖典『クルアーン(コーラン)』とイスラーム法学をより深く理解し、イスラームとは何かを根本的に知るためには、「ムスリムは何を信じているのか」に答える、イスラーム神学を学ばなければいけない。◆日本で、唯一の「イスラーム神学」本格的入門書◆・最重要古典の一つ「ナサフィー信条」の全訳と詳解を収録。・欧米・日本で少数派のムスリムが社会と共生するために必要となる「ムスリム・マイノリティのためのイスラーム法学と神学」を付す。【推薦】樋口美作(日本ムスリム協会前会長)/中田考(イスラーム法学者)
句集 少年たちの四季
西出真一郎  本体1800円(税別)
辛いこと、悲しいこと、そして楽しいこと、心躍ること、瞳を閉じればいつでも帰っていくことができる場所として、少年時代の世界は、作品の中で息づいている。みずみずしい感受性である。それは、本当に希有のことだと思う。――千葉一幹「序文 失われることのない叙情性」より。第9回俳句朝日賞受賞の表題作「少年たちの四季」を含む全4章、210句。
氷上に滑空
村山りおん  本体1400円(税別)
若い頃過ごした川辺の町を再訪した一人の男。そこに待っていたのはかつて凍った夜道で車が滑り、亡くなった登世子の面影だった。忘却のかなたからその映像を呼び戻す交錯した声に、男の存在が揺らいでいく。

■ 2015年12月刊行

エトワール広場/夜のロンド
パトリック・モディアノ  有田英也訳  本体:1900円(税別)
ナチ占領下のパリに蠢く闇商人、ゲシュタポの手先、ユダヤ人コラボ(対独協力者)……。モディアノの衝撃のデヴュー作にして翻訳不可能と言われた最大の問題作が、遂に翻訳完成! 第2作『夜のロンド』も併載/詳細な解説、訳注、関連地図付き。ノーベル文学賞受賞!(2014年)
エコノミストの昼ごはん
タイラー・コーエン  浜野志保訳  田中秀臣監訳・解説  本体:2200円(税別)
賢く食べて、格差はなくせる? スローフードは、地球を救えるのか? 安くて美味い店を見つける、経済法則とは? 一人、世界中で、買って、食べて、味見して、見出した孤独なグルメの経済学とその実践! 「もし、きちんとした食事をしたいなら、コーエンのルールこそが黄金律だ!」(ウォールストリート・ジャーナル紙)
コア・フォー
フィル・ペペ  ないとうふみこ訳  本体:1800円(税別)
1990〜2000年代にヤンキースの黄金期を築き、5度のワールドチャンピオンに導いたデレク・ジーター、マリアノ・リベラ、ホルヘ・ポサダ、アンディ・ペティットの戦いの軌跡。ロングコラム「松井秀喜」、ジーターの引退を描く「最終章」は、日本版オリジナル書き下ろし!

■ 2015年11月刊行

クローザー マリアノ・リベラ自伝
金原瑞人、樋渡正人訳  本体:1800円(税別)
MLB記録の652セーブをあげた史上最高のクローザーが、母国パナマで父の船に乗っていた漁師時代、ドラフト外でのヤンキース入団、5度のワールドシリーズ制覇をはじめとする栄光の数々、そして2013年の引退まで、自らのすべてを語り尽くす!
大変を生きる
小山鉄郎  本体2600円(税別)
日本人は災害をどう生きたか。宝永大地震・富士山大爆発、安政東南海地震、関東大震災、阪神大水害……。日本人は各時代時代の天災とどのように向き合い、どのように受け止め、どのように生きてきたか。「日本人と災害」を文学作品から読み解く初めての試み。
真田信幸
岳真也  本体1800円(税別)
幸村(信繁)を支え続けた真田家の嫡男。真田家の嫡子でありながら家康の養女(本田忠勝の娘)を妻とし、眉目秀麗・六尺一寸の長身と十代からの卓抜な戦略により「信濃の獅子」「天下を飾る者」と徳川の歴代家中で尊敬を集めた好漢の異聞。
語られた自叙伝
遠山一行  本体1400円(税別)
音楽批評七十年。戦後日本の音楽界をリードし、真の演奏の意義を求め続けた著者。常に現状への批判を内に秘め、言葉による文学的音楽批評を貫いた。芸術、人間、家族への深い愛をこめ、初めて人生を語り綴った遺稿集。晩年の未刊エッセイ20篇を併録。
谷崎潤一郎 没後五十年
尾高修也  本体2300円(税別)
変態性欲、悪魔主義、女性崇拝、伝統回帰、老人文学……多様な貌を持つ耽美派文学の巨匠の実像を、近親者の証言、書簡、恋文など新資料を踏まえて究明する。

■ 2015年10月刊行

イスラーム法とは何か?
中田考  本体:2400円(税別)
日本人が知っている「イスラーム法」とは、幻想にすぎない。ほんとうに、イスラームを理解するには、「イスラーム法」を知らなければならない。「イスラーム法学修学免状取得」をもつ第一人者による、イスラーム法の要諦。

ル・クレジオ  中地義和訳  本体:2400円(税別)
韓国南部の小島、過去の幻影に縛られる初老の男と少女の交流。ガーナからパリへ、アイデンティティーを剥奪された娘の流転。ル・クレジオ文学の本源に直結した、ふたつの精妙な中篇小説。ノーベル文学賞作家の最新刊!
小説集 真田幸村
末國善己編  南原幹雄、海音寺潮五郎、山田風太郎、柴田錬三郎、菊池寛、五味康祐、井上靖、池波正太郎  本体1800円(税別)
信玄に臣従して真田家の祖となった祖父・幸隆、その智謀を秀吉に讃えられた父・昌幸、そして大坂の陣に“真田丸"を死守して家康の心胆寒からしめた幸村。戦国末期、真田三代と彼らに仕えた異能の者たちの戦いを、超豪華作家陣の傑作歴史小説で描き出す!
ヘーゲルと国家
フランツ・ローゼンツヴァイク  村岡晋一、橋本由美子訳  本体:6000円(税別)
国民にとって国家とは何か? 近代国家の成立と国家論の変容。ルソーとフランス革命の影響のもとに、「国家に対する自由」を志向した青年期から、理想と現実の習合に苦闘する晩年まで。国民国家の形成に伴う国家哲学の変生を重層的に究明する。
[図説]“特殊性欲”大百科
アニエス・ジアール  山本規雄訳  本体:2400円(税別)
世界で最も“特殊なSEX”とは何か? 下着フェチから手足切断フェチまで、獣姦プレイから武器プレイまで。驚愕の294態の“ビザールな快楽”を愛好家たちの秘蔵画像とともに一挙公開!
[証言]日本のアングラ
西堂行人  本体:2600円(税別)
唐十郎、別役実、瓜生良介、佐藤信、太田省吾、蜷川幸雄、寺山修司、鈴木忠志、扇田昭彦。演劇革命の時代と精神を、アングラの旗手たちの貴重な証言で検証!「本書では、アングラ演劇の時代と精神を、旗手たちとの対話によって検証した。ところが大田、瓜生、九条、扇田の各氏は今は亡く、最後の「証言」となってしまった……。アングラは過去のものではなく、現在進行中であり、未来の演劇の手がかりである。そのための歴史的記録として本書をまとめた」――西堂行人
川村湊自撰集 第四巻 アジア・植民地文学編
川村湊  本体:2800円(税別)
韓国での教職体験と在日・旧植民地文学への深い関心。時代と場所の制約の中で「アジアという鏡」に映された固有の営為の諸相を重層的に探究。
老父の誘拐
小川征也  本体:1600円(税別)
富岡幸一郎氏(文芸評論家)推薦の辞。資産家の妻を持つ次期総理候補の主人公の、その老父が何者かに誘拐される。目的は金か怨恨かそれとも政治的陰謀か。読み進めるとしかし、作品は犯罪サスペンスとは別の人間喜劇の様相を帯びてくる。権力や名誉、社会や家族などの現実の風景が、躍動し逸脱する言葉によって異化され、登場人物たちの演戯的対話のなかで、当り前と思われている日常が宙づりにされる。作家の自在にして柔軟な筆致が、そこで人間の諸々の心理をサスペンドしてみせるのだ。

■ 2015年9月刊行

経済は、人類を幸せにできるのか?
ダニエル・コーエン  林昌宏訳  本体:2200円(税別)
経済と私たちの関係は、歴史的な転換期を迎えている――。欧州を代表する経済学者が、経済と人類の歴史と未来を問い直す、世界的ベストセラー第2弾! 「コーエン先生は、経済と人間の関係について、我々に、最も深い示唆を与え続けてくれる」トマ・ピケティ(『21世紀の資本』)絶賛!
迷子たちの街
パトリック・モディアノ  平中悠一訳  本体:1900円(税別)
さよなら、パリ。ほんとうに愛したただひとりの女……。2014年ノーベル文学賞に輝く《記憶の芸術家》パトリック・モディアノ、魂の叫び! ミステリ作家の「僕」が訪れた20年ぶりの故郷・パリに、封印された過去。息詰まる暑さの街に《亡霊たち》とのデッドヒートが今はじまる――。
〈日本哲学〉入門講義
仲正昌樹  本体:2000円(税別)
“日本人の哲学”は存在する!? 日本を代表する「思考の達人」〈Meisterdenker〉たちは如何にして、明治維新以降、輸入品ではない、日本固有の思考法・方法論を創りだしたのか? 続々重版の大好評、入門講義シリーズ。
絢爛たる悲惨
徳永恂  本体:2800円(税別)
カント・ヘーゲルに連なるドイツ哲学の伝統とカバラと離散の精神を内在するユダヤ系ドイツ思想。世界の哲学・思想界の未踏の高みに到りながら、ホロコーストに極まる未曾有の頽落に遭遇した思想家たちとその精華への親愛の星位図。盟友・木田元との長編対談「ハイデガーとアドルノ」収録。
感情の化学
高見沢草介  本体:1200円(税別)
ある眼科医を襲った鬱病の恐怖。大学病院退職、入院生活、そして再就職先での理不尽な仕打ちを迫真の筆致で綴る。書き下ろし小説。
海にも終わりがくる
中島敬彦  本体:1200円(税別)
無垢な少年に潜む生きて在ることの原型! 敗戦直後の逗子で過ごした幼年時代。無垢な少年の死と生と性の表象を通して存在の原型を見据える甘苦きウィタ・セクスアリス。

■ 2015年8月刊行

サミュエル・ジョンソンが怒っている
リディア・デイヴィス  岸本佐知子訳  本体:1900円(税別)
これぞリディア・デイヴィスの真骨頂! 強靭な知性と鋭敏な感覚が生み出す、摩訶不思議な56の短編。
アメリカは食べる。
東理夫  本体:3800円(税別)
アメリカじゅうのどこの食堂でも朝食のメニューの中身がほとんど同じなのはなぜか? アメリカ料理に季節感や地方色が希薄なのはなぜか? アメリカに醗酵食品が少ないのはなぜか? 移民国家として独自の文化を築き上げたアメリカ合衆国の食にまつわる数々の謎を、アメリカ文化に精通した著者が、みずからの旅を通じて一つひとつ紐解いていく。食の百科全書(エンサイクロペディア)!
記憶よ、語れ
ウラジーミル・ナボコフ  若島正訳  本体:3400円(税別)
過去と現在、フィクションとノンフィクションの狭間を自由に往き来し、夢幻の世界へと誘うナボコフの「自伝」。ナボコフが隠したものを見つけましょう! ナボコフ研究の第一人者による完訳決定版。