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新刊案内

■ 2020年9月刊行

「維新」的近代の幻想
子安宣邦  本体:2700円(税別)
はたして、“明治維新”は、近代日本の“正しい”始まりなのか? 戦後75年を経て、コロナ禍の中で問う、もうひとつの〈日本の思想〉。
鈴木清順論
上島春彦  本体:10000円(税別)
未映画化脚本『夢殿』を中心に据えた三本の論考から、重要キーワードを鏤めて諸作品の横断的な読み解きを試みた「事典」、清順も参加した脚本ユニット「具流八郎」をめぐる初めての批評、そして全監督作品の精緻な解説まで。多角的な視点で、日本映画の異形の巨人の全体像を解き明かす! 圧倒的スケールで打ち建てる、映画評論の金字塔!
アウグストゥス
ジョン・ウィリアムズ  布施由紀子訳  本体:2600円(税別)
養父カエサルを継いで地中海世界を統一し、ローマ帝国初代皇帝となった男。世界史に名を刻む英傑ではなく、苦悩するひとりの人間としてのその生涯と、彼を取り巻いた人々の姿を稠密に描く歴史長篇。ストーナー』で世界中に静かな熱狂を巻き起こした著者の遺作にして、全米図書賞受賞の最高傑作。

■ 2020年8月刊行

経済人類学入門
鈴木康治  本体:2400円(税別)
「経済人類学」の入門書わが国初の初学者向けのテキスト! ◆本書の特徴・トピックごとに、その理論的なエッセンスを紹介していくというスタイルで記述・トピックに関連する重要なテキストを取り上げて、要点を3つに分けて解説・図表を多用し、視覚的な分かりやすさにも配慮
太平洋島嶼戦
瀬戸利春  本体:2400円(税別)
広大な大洋と島々を血に染めて戦われた日米の激戦。日本軍はなぜ敗れ、米軍はなぜ勝ったのか。物量のみではなかった戦いの実相

■ 2020年7月刊行

戦後日本、記憶の力学
福間良明  本体:2700円(税別)
私たちが向きあうべき戦争の記憶とは何か――〈継承〉の欲望と〈忘却〉の再生産。戦後中期から現代にかけての「継承という断絶」の諸相を描く。霊園・戦跡・モニュメント・新聞・映画・小説・手記など、さまざまなメディアをとおして、戦争記憶の「継承という断絶」が生み出される社会背景やメカニズムを解明する。長年このテーマに取り組んできた注目のメディア研究者による戦争記憶の歴史社会学。
朝露の主たち
ジャック・ルーマン  松井裕史訳  本体:2600円(税別)
今なお世界中で広く読まれるハイチ文学の父ルーマン、最晩年の主著、初邦訳。15年間キューバの農場に出稼ぎに行っていた主人公マニュエルが、ハイチの故郷に戻ってきた。しかしその間に村は水不足による飢饉で窮乏し、ある殺人事件が原因で人びとは二派に別れていがみ合っている。マニュエルは、村から遠く離れた水源から水を引くことを発案し、それによって水不足と村人の対立の両方を解決しようと画策する。マニュエルの計画の行方は……。若き生の躍動を謳歌する、緊迫と愛憎の傑作長編小説。
日米同盟を考える
浅海保  本体:2600円(税別)
戦後史の歴史局面、それを担った人々の想い、迷い、決断……。最前線で見続けてきた著者がその歩みと舞台裏、そして、これからを描く。日米安保70周年。

■ 2020年6月刊行

心友
小川荘六  本体:2200円(税別)
荘六さんはいわば「心友」ともいうべき存在で、上智に入った唯一の取柄は、彼と出会ったことだ。――井上ひさし。没後10年。大学で初めて出会ってから54年間、常に交流を絶やさなかった「心友」が描く、大学時代のエピソード、二人の観た映画のこと、旅の思い出……初めて明かされる普段着の井上ひさし。未発表の学生時代に書かれた「ノート」からの抜粋も収録!
日本を開国させた男、松平忠固
関良基  本体:2200円(税別)
“開国”を断行したのは、井伊直弼ではない。誰よりも海外情勢を認識し、徳川斉昭や井伊と対立して開国・交易を推進。そして養蚕業の輸出の基盤を造った松平忠固。その歴史的真相と実像を初めて明らかにする。
すべて内なるものは
エドウィージ・ダンティカ  佐川愛子訳  本体:2400円(税別)
全米批評家協会賞小説部門受賞作! 異郷に暮らしながら、故国を想いつづける人びとの、愛と喪失の物語。四半世紀にわたり、アメリカ文学の中心で、ひとりの移民女性としてリリカルで静謐な物語をつむぐ、ハイチ系作家の最新作品集、その円熟の境地。
慶喜と隆盛
福井孝典  本体:1400円(税別)
安政の大獄から西南戦争まで、日本を変えた疾風怒涛の二十年を多角的に描く書下ろし歴史小説!

■ 2020年5月刊行

科学の人種主義とたたかう
アンジェラ・サイニー  東郷えりか訳  本体:2700円(税別)
「白人は非白人より優れている」「ユダヤ人は賢い」「黒人は高血圧になりやすい」――人種科学の〈嘘〉を暴く! 各紙でBook of the Yearフィナンシャル・タイムズ/ガーディアン/サンデイ・タイムズほか多数。
夏の速度
四方田犬彦  本体:1800円(税別)
1979年ソウルの夏。僕が出会った忌わしい出来事。
長谷川利行の絵
大塚信一  本体:2200円(税別)
従来の「伝説」を排し、“日本のゴッホ”長谷川利行の本質に迫る、画期的評伝! 暗く、不安に満ちた時代に、明るく美しい絵を描いた、ほとんど唯一の芸術家は、どのように生まれたのか? その秘密を探る。
法制度における男性差別
ポール・ナサンソン  キャサリン・K・ヤング  久米泰介訳  本体:3600円(税別)
男だって“差別”されている。なぜ父親は、離婚で子供の親権を認められないのか? なぜ男性のDV被害は問題にならないのか? 親権、DV、セクハラ、レイプ、売春、アファーマティブアクションなど、具体的な事例を検証し、いかに男性への差別・蔑視が合法化されているかを明らかにする。北米で大論争を巻き起こしている注目の書!
アスカロン、魂の帰還
大谷純  本体:1600円(税別)
「だれしもが読み終えるのが惜しい気持ちにさせられる」――植島啓司氏感嘆! 摂食障害に罹り、心療内科に通う人びとと、懊悩する医師の来し方、行く末。人類の、文明の、宗教の、そして病の起源を辿る思索の旅。現役の心療内科医が描き出す、瞠目の書き下ろし小説。

■ 2020年4月刊行

ドイツ軍攻防史
大木毅  本体:2700円(税別)
新書大賞『独ソ戦』の著者、最新作!! 勝利と敗北を分かつもの――その本質とは何か? 前線指揮官の苦悩と参謀本部の錯誤、砲兵戦術の革新、ティーガー戦車等新兵器の運用。第1次から第2次大戦まで、戦いのターニングポイントを詳細に検討。ドイツ軍事史の第一人者による最新の戦史。
SORAYAMA
空山基  本体:1200円(税別)
How to SORAYAMA 世界のSORAYAMAのデッサンから完成に至る創作過程を開陳! この5年間の新作を収録。ファン待望の、空山基 最新画集!
徹夜の塊3 世界文学論
沼野充義  本体:5200円(税別)
世界文学とは「あなたがそれをどう読むか」なのだ。つまり、世界文学──それはこの本を手に取ったあなただ。『亡命文学論』『ユートピア文学論』に続く〈徹夜の塊〉三部作、ついに完結!

■ 2020年3月刊行

歴史と生命
鈴木貞美  本体:3600円(税別)
生誕150周年記念出版! 東西哲学の習合と止揚に時代の中で苦闘した西田哲学の不朽の全貌。
新訳 哲学の貧困
カール・マルクス  的場昭弘編・訳・著  本体:4500円(税別)
地球環境の悪化、拡大し続ける貧富の格差、働くことの意味、資本主義を超えるヒントをくれる、いま、世界で急速に再注目されるマルクス初の単著。
歌え、葬られぬ者たちよ、歌え
ジェスミン・ウォード  石川由美子訳  青木耕平附録解説  本体:2600円(税別)
全米図書賞受賞作! アメリカ南部で困難を生き抜く家族の絆の物語であり、臓腑に響く力強いロードノヴェルでありながら、生者ならぬものが跳梁するマジックリアリズム的手法がちりばめられた、壮大で美しく澄みわたる叙事詩。現代アメリカ文学を代表する、傑作長篇小説。
Banksy's Bristol:Home Sweet Home
スティーヴ・ライト、リチャード・ジョーンズ  鈴木沓子訳  毛利嘉孝+小倉利丸監訳  本体:2800円(税別)
謎の覆面芸術家の初めて明かされる実像! バンクシー本人の発言、友人・仲間たちの証言+消失した初期作から代表作・最新作まで176作品+作品解説+年表を収録。バンクシーと昔からの仲間たちが作った世界で唯一の“ガイドブック”
佐藤信と「運動」の演劇
梅山いつき  本体:2800円(税別)
いかに演劇は社会を変革できるか? 佐藤信と 黒テントの「運動」の軌跡と現在。1970年、佐藤信とアングラ劇団・黒テントの旅が始まった……。佐藤は、仲間たちと「運動としての演劇」というテーゼを掲げ、演劇創作を「運動」として展開していく。それは、いったいどのような活動だったのだろうか。黒テントという集団と共に、佐藤が手がけた舞台はどのように変化していったのだろうか。半世紀近く経った今、佐藤はどこを旅しているのだろうか……。

■ 2020年2月刊行

生命の〈系統樹〉はからみあう
デイヴィッド・クォメン  的場知之訳  本体:3600円(税別)
ダーウィンの想像以上に生命の歴史は複雑だった――地球上のすべての生命のあいだの類縁関係を〈樹〉として描き出そうとした科学者たちの200年にわたる試行錯誤の歴史を、米国を代表するサイエンスライターが語る! 生命進化史の衝撃的発見!
源氏物語=反復と模倣
熊野純彦  本体:2400円(税別)
因果の海に運命は反復し、悲しみは回帰する。「時は過ぎ去る。この至高の瞬間もほどなく過ぎ去ってゆく。至上の時は、それを二度と取りもどすことがかなわないことで、かえって記憶のなかで繰りかえし反復され、それじたい回帰し、時間の流れそのものをやがて支配することになる。過ぎ去った一点に凍りついた思いが、時間を逆流させ、時を歪めて、ひとのいとなみを撓め、悲劇を手ぐりよせるしだいとなるだろう。」――本文より
いかにアメリカ海兵隊は、最強となったのか
阿部亮子  本体:2700円(税別)
自らアイデアを創出し、決断をする将校。ジェームス・マティス元国防長官やジョン・ケリー元大統領首席補佐官など、政財界に数多くの人材を輩出。意思決定と組織・戦略思考等に多大な影響与え続ける組織とそのドクトリン創造の秘密。変革のルーツとその背景を、当事者のインタビューや豊富な一次資料を用いて分析し知られざる実像に迫る。【図版多数】
春の嵐
間瀬光彦  本体:1800円(税別)
引き裂かれた男と女、ふたりはもう二度と会えないのか、切ない愛の物語。「忘れられんの、アンタが、どうしても」深雪は、細い人差し指で目を拭った。戦争から帰ってきた俊の前に、深雪の姿はなかった。探し求める長い歳月の果て、ついにふたりは会った。しかし、ふたりを待っていたのは?

■ 2020年1月刊行

イスラーム学
中田考  本体:5400円(税別)
文明的背景を異にする日本で、イスラーム世界を根幹から理解するために。著者は伝統イスラーム法学を脱構築し現代に甦らせる表現形態を探ると共に、どこまでそれを伝えることが可能であるか?を一貫して考え抜いてきた。本書は、イスラームの世界観を背景に激動する国際政治を俯瞰するための基本的視座を提供し、井筒俊彦が切り拓いた東洋哲学としてのイスラーム理解に新たな一歩を進める。
マルクス入門講義
仲正昌樹  本体:2000円(税別)
格差、宗教、ヘイト、民主主義、デモ……今、もっとも〈使える〉思想家を徹底授業。著者が、現在「読んだ方がいい」と考える哲学上の重要なテクストを選び、マルクスをまったく読んだことがない初学者や、再びマルクスを勉強したい人向けに、丁寧に熟読する。
〈ホームズ〉から〈シャーロック〉へ
マティアス・ボーストレム  平山雄一監訳  ないとうふみこ・中村久里子訳  本体:5800円(税別)
ドイルによるその創造から、世界的大ヒット、無数の二次創作、「シャーロッキアン」の誕生とその活動、遺族と映画/ドラマ製作者らの攻防、そしてBBC『SHERLOCK』に至るまで――140年に及ぶ発展と受容のすべてがわかる、初めての一冊。ミステリマニア必携の書! スウェーデン犯罪小説作家アカデミー ベスト・ノンフィクション賞/ドイツ・シャーロック・ホームズ協会 青いカーバンクル賞/アガサ賞 ベスト・ノンフィクション賞/ロンドン・シャーロック・ホームズ協会 トニー&フリーダ・ハウレット文学賞受賞!
祝福の種
キャスリーン・マシューズ作  アリソン・デクスター画  白岩英樹訳  本体:1200円(税別)
「あなたたちは、これから光に満ちた道を歩いていきます――」アダムとイブの物語を、楽園からの「追放」ではなく「未来への出発」と読み替え、「原罪」ではなく「原祝福」の人間観を提示する。心が豊かになる、大人のための絵本。

■ 2019年12月刊行

新増補版 心の傷を癒すということ
安克昌  本体:2200円(税別)
NHK土曜ドラマ「心の傷を癒すということ」(主演:柄本佑)被災者の“心のケア”のパイオニアとして、奮闘しつづけた精神科医のヒューマンドラマ。阪神・淡路大震災25周年――自らも被災しながら、被災地の“心の叫び”と取り組んだ精神科医の感動の記録。サントリー学芸賞受賞作の増補決定版。大震災で、人の心はいかに傷ついているのか? そして、復興によって癒すことはできるか?
精神科医・安克昌さんが遺したもの
河村直哉  本体:2000円(税別)
NHK土曜ドラマ「心の傷を癒すということ」(主演:柄本佑)被災者の“心の叫び”と取り組み、その5年後、わずか39歳で逝った主人公のモデル・安克昌さん。「傷つきにやさしい社会」の実現を願う、精神科医としての姿勢と生き方、そして家族との最後の日々を描く。
いつだって読むのは目の前の一冊なのだ
池澤夏樹  本体:3200円(税別)
読書人必読の書評集成。辣腕の書評家にして口達者な本のセールスマンが広大な読書の世界へ分け入り、2003〜2019年という大きな時代の変化のなかで選び抜いた逸品、全444冊! 週刊文春「私の読書日記」16年分。
「ユダヤ」の世界史
臼杵陽  本体:2600円(税別)
「民族」と「宗教」で世界の見方を深化させる。「統一性」と「多様性」をあわせもつ、かくも豊かな歴史。一神教の誕生、離散と定住、キリスト教・イスラームとの共存・対立、国際的ネットワークの展開、多彩な才能の開花、迫害の悲劇、国家建設の夢、現在の紛争・テロ問題……。
俺のアラスカ
伊藤精一  本体:2200円(税別)
なんと、アラスカの伝説の猟師は、ニッポン人だった!! 野田知佑(カヌーイスト)。オーロラ輝く極北の雪原を駆けめぐり罠をかけ、グリズリー、巨大鹿ムース、ドール・シープを撃ち、オオカミと知恵を競いあう……。アラスカ原野での狩猟人生・30年を語る!【写真多数掲載】
「内向の世代」とともに 回想半世紀
尾高修也  本体:2300円(税別)
文学は生き残れるか? IT社会の到来と激化するグローバリゼーション。急激な社会変動の中で加速される活字文化の衰退と反教養主義の蔓延。無識と混沌の支配する現在に、先達たちの鏤骨の営為で継承されてきた文学が直面する現状と未来。

■ 2019年11月刊行

東アジアのイノベーション
木村公一朗編  本体:2400円(税別)
「大衆創業、万衆創新」第四次産業革命の最先端では、何が起きているのか? レノボ、ファーフェイ、アリババ、TikTok、 テンセント……続々誕生するグロ−バル企業と“ユニコーン”たち。「深?ショック」の実態、北京、台湾、シンガポール等のスタートアップの集積、ベンチャーの“苗床”ともいうべき〈生態系〉の仕組みと驚異の成長ぶりを、第一線の研究者たちが報告。
アルジェリア、シャラ通りの小さな書店
カウテル・アディミ  平田紀之訳  本体:2200円(税別)
1936年、アルジェ。21歳の若さで書店《真の富》を開業し、自らの名を冠した出版社を起こしてアルベール・カミュを世に送り出した男、エドモン・シャルロ。第二次大戦とアルジェリア独立戦争のうねりに翻弄された、実在の出版人の実り豊かな人生と苦難の経営を叙情豊かに描き出す、傑作長編小説。
私たちが、地球に住めなくなる前に
マーティン・リース  塩原通緒訳  本体:2200円(税別)
世界的科学者から、未来の世代へ、人類滅亡を前にして、科学は何ができるのか? 各界の著名人、激賞!! ロジャー・ペンローズ(数学者・宇宙物理学者)「非常に重要で、広く読まれて行動の指針とされるべき本」。イーロン・マスク(スペースX社、テスラ社CEO)「地球と宇宙の未来についての説得力あるヴィジョン」。エリック・シュミット(Google元CEO)「未来がどうなるかを知りたいなら、この本が答えにいざなってくれる」

■ 2019年10月刊行

〈未来像〉の未来
ジョン・アーリ  吉原直樹・高橋雅也・大塚彩美訳  本体:2600円(税別)
「今こそ社会科学は、〈未来〉を考える時である…」ジョン・アーリ遺作。新たな社会科学のパラダイムを切り開いた“アーリ社会学”の最後の課題は〈未来〉だった! ジョン・アーリは、2015年、ランカスター大学に「社会未来研究所」を設立し責任者となり、人生の最後の時間を“未来研究”にかけ、翌年の2016年に亡くなった。本書は、その最後の研究成果として結実したものである。
列島祝祭論
安藤礼二  本体:2600円(税別)
天皇制の起源に遡り、神道・道教・修験・天台・真言・後醍醐など、天皇を軸として習合・展開されてきた日本的霊性の原型を根源的に探求。
コンプリート版 アメリカは歌う。
東理夫  本体:4200円(税別)
「九」という数字は、なぜ悲しみと不吉さをまとっているのか? 戦いつづけてきたアメリカに、なぜ反戦歌、厭戦歌が多いのか? 黒人霊歌(ニグロ・スピリチュアル)は、なぜ同じような歌詞がくり返し歌われるのか? アメリカには、なぜかくも多くの殺人をテーマにした歌があるのか? 建国以来の現在までのアメリカで生まれた歌に秘められた謎と人びとの想いを追いながら、知られざるもう一つのアメリカの姿を描き出す。アメリカ音楽史の決定版!
この社会で働くのはなぜ苦しいのか
樫村愛子  本体:2400円(税別)
《「 働き方改革」では語られないこと》「本書は、労働が現在と新しい社会においてどのようなものとしてあるのか考察するにあたり、これまでの議論で欠けている、他者との関係で構成される主体の観点において、精神分析の枠組み、およびそれが社会構造と関与する点について社会学の枠組みで考察する」(本文より)。現在、ネオリベラリズム(新自由主義)という新たな社会体制が、私たちの「労働」のあり方を一変させ、さまざまな歪みを生み出している。ラカン精神分析やフランス社会学の知見を武器に、今日の「労働」が抱える問題の根底に社会構造と主体の変容を見出し、「就活」「コミュニケーション」「マネジメント」「うつ」など多角的・多層的な観点から精緻に読み解く。
オランダの文豪が見た大正の日本
ルイ・クペールス  國森由美子訳  本体:2600円(税別)
長崎から神戸、京都、箱根、東京、そして日光へ。東洋文化への深い理解と、美しきもの、弱きものへの慈しみの眼差しを湛えた、ときに厳しくも温かい、五か月間の日本紀行。写真70点収録!
ともがら(朋輩)
中原文夫  本体:1100円(税別)
彼らに救いはあるのか、熟年で緊迫する生の葛藤、迷走する二人の奇妙な交感、短歌を交えて重層的に描いた新趣向の書き下ろし野心作。

■ 2019年9月刊行

戦下の淡き光
マイケル・オンダーチェ  田栗美奈子訳  本体:2600円(税別)
1945年、うちの両親は、犯罪者かもしれない男ふたりの手に僕らをゆだねて姿を消した――母の秘密を追い、政府機関の任務に就くナサニエル。母たちはどこで何をしていたのか。周囲を取り巻く謎の人物と不穏な空気の陰に何があったのか。人生を賭して、彼は探る。あまりにもスリリングであまりにも美しい長編小説。
モーガン夫人の秘密
リディアン・ブルック  下隆全訳  本体:3200円(税別)
1946年、破壊された街、ハンブルク。男と女の、少年と少女の、そして失われた家族の、真実の愛への物語。リドリー・スコット製作総指揮、キーラ・ナイトレイ主演、映画原作小説!
経済的理性の狂気
デヴィッド・ハーヴェイ  大屋定晴監訳  本体:2800円(税別)
グローバル資本主義の構造と狂気に迫る“21世紀の資本論”。マルクスだったら、グローバル資本主義をどのように分析するか?“現代のマルクス”ハーヴェイによるスリリングな挑戦……(『ガーディアン』紙)
海東野言
許●(竹冠に封、ホ・ボン)  梅山秀幸訳  本体:3800円(税別)
豊臣秀吉との駆け引き、清の太宗による半島侵出、蹂躙される国土、虐殺される民衆――しかし、宮廷内部は、権力闘争に明け暮れていた。《韓国古典・野譚シリーズ》全8巻完結!
浮きよばなれ
栗原明志  本体:2400円(税別)
古事記、万葉集、源氏物語、保元物語、日蓮、徒然草、南総里見八犬伝、歌川国芳、河口慧海、幸田露伴、山田美妙、種田山頭火、小津安二郎、西馬音内盆踊り……。日本の歴史に名を刻んだ偉業は、同時にこの「日本」を内奥から突き破るかのごとき破格の挑戦でもあった! この島国に居ながらにして平然と外部へ飛び出していった者たち」を召喚し、古代の記紀神話から21世紀のIT社会にまで連なる、文学・芸術の知られざる系譜を縦横無尽に語りつくす!