魂の錬金術――エリック・ホッファー全アフォリズム集
エリック・ホッファー 中本義彦訳
本体 2,200円
版型 46判上製
ISBN 4-87893-527-8
発行 2003.01
【内容】
いま最も注目を集める〈沖仲仕の哲学者〉エリック・ホッファー待望の最新刊
波瀾の生涯から紡ぎだされた魂の言葉475
沖仲仕の哲学者・ホッファーのすべてがここにある。
【本書より】
激烈な変化の時代において未来の後継者となりうるのは、学びつづける人間である。
学ぶことをやめた人間には、過去に生きる術しか残されていない。
真の予言者とは、未来を見通す者ではなく、現在を読み解き、その本性を明らかにする者である。
人生の秘訣で最善のものは、優雅に年をとる方法を知ることである。
思考の始まりは、意見の不一致である。他者だけでなく自分自身との不一致である。
【著者紹介】
エリック・ホッファー社会哲学者・港湾労働者。1902年7月26日、ニューヨークのブロンクスにドイツ系移民の子として生まれる。7歳のとき母と死別、同年に突然失明。15歳で視力が回復。一切の学校教育を受けていない。18歳のとき父の死により係累をすべて失い、ロサンゼルスへ渡る。以後、日雇い労働者として過ごす。28歳のとき自殺未遂をきっかけにロスを離れ、その後10年間カリフォルニア州中を季節労働者として放浪生活をしながら、先々の町の図書館に出入りし独学を続けた。1941年から67年までサンフランシスコで港湾労働者として働き、読書と思索の日々を送る。64年よりカリフォルニア大学バークレー校で、週に1度政治学を講義。51年に出版された処女作『大衆運動』は世界的なベストセラーとなる。67年テレビ出演を機に全米でホッファー・ブームが巻き起こった。1983年5月20日死去。大統領自由勲章受賞。著書『波止場日記』、『大衆運動』、『現代という時代の気質』ほか。
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