モーガン夫人の秘密

リディアン・ブルック
下隆全訳
本体3,200円
46判上製
ISBN978-4-86182-686-3
発行2019.9
【内容】
リドリー・スコット製作総指揮
キーラ・ナイトレイ主演
映画原作小説!
1946年、破壊された街、ハンブルク。
男と女の、少年と少女の、そして失われた家族の、
真実の愛への物語。
かつての敵国の再建にやってきたイギリス軍のモーガン大佐と、その妻レイチェル、息子エドモンド。屋敷を接収され、モーガン家と同居するルベルト氏と娘フリーダ。そして瓦礫の街をうろつく不良少年たち。互いに反発しあい、惹かれあう人びとのたどりつく先は――。
【著者・訳者略歴】
リディアン・ブルック(Rhidian Brook)
1964年ウェールズ生まれ。小説家。処女作の『The Testimony Of Taliesin Jones(タリエシン・ジョーンズの証言)』は、1997年のサマセット・モーム賞を含む3つの賞を受賞し、映画化もされた。第2作『Jesus And The Adman(イエスと広告業者)』は1999年刊行。本書『モーガン夫人の秘密』は第3作で、2013年4月に出版され、2017年にフォックス・サーチライト・ピクチャーズにより、ジェームス・ケント監督、アレクサンダー・スカルスガルド、キーラ・ナイトレイ主演で映画化された。ほかに多くの短篇小説を書いており、『パリ・レビュー』、『ニュー・ステーツマン』、『タイム・アウト』などに掲載され、一部はBBCラジオ4でも放送されている。小説家としての顔以外に、映画やテレビ・ラジオのシナリオ・ライターとして、また出演者としても知られている。
下隆全(しも・たかまさ)
1940年兵庫県生まれ。京都大学文学部英文学専攻。江商株式会社(現・兼松)にて、ドイツ、ビルマ、インドなど海外駐在経験を積み、退職後は翻訳者として活動。訳書に、ラシェル・ベルグスタイン『ダイヤモンドの語られざる歴史 輝きときらめきの魅惑』(国書刊行会)、オリバー・バークマン『解毒剤 ポジティブ思考を妄信するあなたの「脳」へ』、同『HELP! 最強知的“お助け”本』(以上東邦出版)、ジョエル・レヴィ『世界陰謀史事典』(柏書房)などがある。