悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事

エミール・ハビービー
山本薫訳
本体 2,400円
46判上製
ISBN 4-86182-108-8
発行 2006.11
【内容】
「パレスチナ文学の最高傑作」
(エドワード・サイード)。
祖国にあって祖国を喪失し、敵国の市民として生きる……。総人口の二割に及ぶイスラエル在住パレスチナ人たちの不条理な現実。サイード(幸せな男)という名のありふれたパレスチナ人男性を主人公にイスラエル建国から70年代の中東戦争頃までのパレスチナの現実をシニカルに描く、エドワード・サイード絶賛のパレスチナ文学の代表作。