思想読本8 グローバリゼーション

伊豫谷登士翁 編
本体 2,000円
A5判並製
ISBN 4-87893-522-7
発行 2002.11
【内容】
@ グローバリゼーションを国際政治、経済学、社会学などの既成の学問分野からポストコロニアリズム、ジェンダー研究、カルチュラル・スタディーズなどの最新の研究成果まで多角的に捉えた初の本格的入門書。
A 国際金融、国際会計から医療、精神医学までグローバリゼーションの現場で何かが起こっているかを報告。反グローバリゼーションの動向も網羅。
B「9・11」以後1周年の世界について海外よりの寄稿を収録。
【内容目次】
序文 グローバリゼーションとは何か 伊豫谷登士翁
第T部 対談:グローバリゼーションをいかに捉えるのか 山之内靖+伊豫谷登士翁
第U部 グローバリゼーション研究の可能性
総論 グローバリゼーション研究の歴史と現在
1 アカデミズムの中からどう捉えられているのか
2 新たに登場した研究からはどう捉えられているのか
第V部 座談会:時代としてのグローバリゼーション一橋大学地球社会研究専攻+伊豫谷
第W部 グローバリゼーションの場と装置
1 イッシュとしてのグローバリゼーション
2 グローバリゼーションの機構と場
第X部 グローバリゼーションを考えるためのキーパーソン・基本書
1 キーパーソン+主要文献解説
スーザン・ストレンジ/スーザン・ジョージ/サスキア・サッセンほか
2 グローバリゼーション関連未邦訳文献紹介
◎コラム「9・11」1周年――世界の知はどのように変わったのか?
【主な執筆者】
山之内靖、酒井直樹、テッサ・モーリス=スズキ、成田龍一、臼杵陽、生井英考、本橋哲也、土佐弘之、櫻井公人ほか
【編者紹介】
伊豫谷登士翁1947年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科地球社会専攻教授。著書『グローバリゼーション』(有信堂高文社)、『ナショナリティの脱構築』(共編・柏書房)ほか。