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思想読本(11)1968  

【内容】
20世紀唯一の世界革命! 文化・政治・思想の一大転換期“1968年”の思想を、日本/世界の多角的な視点から刺激的に再構築する! いま、熱い注目を集める“1968年”の全体像!

【内容目次】
【序論】一九六八/一九七〇――そこで始まったこと すが秀実

【座談会】「一九六八年」とは何だった/何であるのか?――一九六八年の脅迫 蓮實重彦+上野昂志+すが秀実

【日本の六八年】
演劇 アングラ演劇のモダニティ(鴻英良)
 豊かなマイナスの世界へ踏み出す――舞踏(乗越たかお)
アート 「芸術」なるもの、「美術」なるもの(丹生谷貴志)
映画 汚辱にまみれた人々の映画(井土紀州)
 「六八年の女」なんかいらない――映画と「女」と六八年の(無)関係について(田村千穂)
音楽 間章とは誰だったのか(大里俊晴)
文学 パロールの戦場―― 日本文学の分水嶺と津村喬(中島一夫)
 はみ出し者たちの時代 灘高闘争と中島らも(前田年昭)
現代詩 正直な怒り、正直な抒情、正直な愚痴――一九六八 日本の現代詩(細見和之)
マンガ マンガを揺らすマンガが登場した(上野昂志)
 赤ヘル時代=活動家としての中上健次(大下敦史)
政治思想 思想は出来事に遅れる(長原豊)
 世界資本主義論の限界と可能性(沖公祐)

【世界の六八年】
アメリカ 「抵抗!」のために――アメリカの「一九六八年」をめぐるノート(内野儀)
フランス 一九六八年は一九六八年自身に対して戦争をしている(王寺賢太)
ドイツ 〈終わりの始まり〉のとき(高橋順一)
イタリア 一九六八年、イタリアの特異性?(酒井隆史)
イギリス ボグサイド、一九六八(小笠原博毅)
東欧・ロシア 六八年、マリエンバードで――「東欧」からチェコ事件を再考する(小島亮)
中国・台湾 「下放」が東アジアにおいて意味したもの(丸川哲史)
メキシコ 「虐殺の夜」へのクロニクル――メキシコ、一九六八年(崎山政毅)
アルゼンチン アルゼンチンの《一九六八年》、あるいは、もうひとつの《暴力》(廣瀬純)
中米 「自由な祖国」への「連帯」をめぐるノート――メソアメリカ 一九六八年(中田英樹)

ブックガイド/年表

【編者紹介】
すが秀実 文芸評論家。一九四九年新潟県生まれ。学習院大学中退。「日本読書新聞」編集長、コーネル大学客員研究員などを経て、二〇〇二年より近畿大学教授。
著書に吉本隆明の時代』、革命的な、あまりに革命的な』、『JUNKの逆襲脱原発「異論」(以上作品社)『「帝国」の文学』、『「超」言葉狩り宣言』、『文芸時評というモード』など、共著書に『必読書150』、『新・それでも作家になりたい人のためのブックガイド』などがある。