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旅じまい

【内容】
みのりあるひとり旅
戦災、震災、コロナ禍……
時代の中で旅を重ね
知友を拡げた男の
半生の軌跡。


 私はずっとひとりで生きてきたが、まず気づいたのは、そんな私の旅が、はっきりした一本の流れだとは言えないことである。自分をつくるいくつもの流れがあり、それらが並行してからみあってきた。流れの数は増えつづけてきたかもしれない。それらをひとつひとつ見ていく必要があった。書きながらていねいに考えていくしかなかった。/それがこんな形の小説になった。流れの行く末を見届けるようなつもりで書いた。――「あとがき」より