薔薇畑で

村山りおん
本体 1,600円
46判上製
ISBN 4-86182-069-3
発行 2006.1
【内容】
互いの感覚を超えた向こうにヴェールを織り上げる。その身体の言葉は欲望か、快楽か。
二人だけの対話は、肉体が言葉となり、そして肉をともなった交換のような、甘い快楽、官能の陶酔があったのだ。その快楽は次第に失望と裏切りと諍いに貶められ、後には零落した薔薇が残された。
『石の花冠』へ
『オフィーリアの月』へ
『一本の葡萄の木』へ
『メーテルランクとドビュッシー』へ