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クルタンの礼儀作法書
十七、十八世紀フランス 紳士淑女の社交術

【内容】
十七、十八世紀フランスの紳士淑女のあいだで“礼儀正しい”ふるまい方の模範とされた礼儀作法書のベストセラー、初の全訳!
1671年から1730年の間に30版以上を重ね、英語、イタリア語、ドイツ語などにも翻訳され、瞬く間に、ヨーロッパ中で話題となった、礼儀作法の指南書。

【目次より】
第1章 本書のねらい――礼儀正しさとは何か/第2章 礼儀作法の定義と条件、さまざまな種類の礼儀作法/第3章 偽りの自信について――礼儀作法の対極にあるもの/第4章 敬意について――礼儀正しさの産みの親/第5章 しきたりに基づき、礼節にかなうこととそうではないことを見極める/第6章 大貴族の家を訪問するとき、門、控えの間などでの注意すべき点/第7章 会話での注意点/第8章 大貴族の謁見/第9章 間接的に礼儀作法に反する発言/第10章 よい気質/第11章 気配りについて/第12章 身だしなみについて/第13章 見え透いた言い逃れについて/第14章 社交辞令について/第15章 教会でのふるまいについて/第16章 大貴族と歩くとき、挨拶するとき……ほか。全33章

【著訳者略歴】
アントワーヌ・ド・クルタン(Antoine de Courtin)
1622-1685。フランスオーヴェルニュ地方のリオン生まれ、外交官。スウェーデンで、フランス語書簡担当の秘書官として長く務める。他の著書に『怠惰論』(1673)、『嫉妬論』(1674)、『面目論』(1675)、また翻訳書にグロティウス『戦争と平和の法』がある。

増田都希(ますだ・とき)
一橋大学言語社会研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員。専門分野は十八世紀フランス文化史。統治論としての礼儀作法論を研究。主論文に、「十八世紀フランスにおけるホモ・エコノミクスの礼節論――モンクリフ『気に入られることの必要性とその方法』に見る作法と徳、そして欲望」、「『家内統治書』としての18世紀後半フランスの『作法書』」など。