日本の名随筆 60 愚
山田風太郎編
本体 1,800円
B6判上製・スリーブ函入り 256p
ISBN 4-87893-960-5
発行 1987.10
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●装丁・菊地信義/巻頭口絵
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
赤瀬川原平 眼の曖昧さ 寸借の視線
赤塚不二夫 チャップリンからキートンの世界へ向けて
芥川龍之介 毛利先生
天野忠 叫び [巻頭詩]
井伏鱒二 迂濶な話
色川武大 劣等生の弁−の章
金子光晴 中学落第
北杜夫 阿呆について
古今亭志ん生 ばくちの味
後藤明生 愚行の自覚
駒田信二 賢愚の話(抄)
坂口安吾 茶番に寄せて
佐藤愛子 喧嘩人
三文字屋金平 為文学者経
武田泰淳 馬鹿について
武林無想庵 サン・ジャン・キャプ・フェラにて
田中小実昌 バカバカしいおはなし
團伊玖磨 愚行
檀一雄 老いの狂気
筒井康隆 コンピューターは馬鹿か
豊島與志雄 オランウータン
中野好夫 人は獣に及ばず
花田清輝 イワンの馬鹿
半村良 愚妻良妻
福原麟太郎 虚栄について
富士正晴 ボケぞめ老人のおかしな私生活とおかしな意見
古井由吉 哀しくグロテスク
水上勉 知恵おくれについて
山田風太郎 私のケチな部分