日本の名随筆 59 菜
荻昌弘編
本体 1,800円
B6判上製・スリーブ函入り 256p
ISBN 4-87893-959-1
発行 1987.9
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●装丁・菊地信義/巻頭口絵
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
阿刀田高 屋台の味
石毛直道 サラダは文明料理
市島謙吉 日本料理に就て
五木寛之 カツカレーの春−一九七五年三月−
岩城宏之 シャケがこんなにうまいとは
生方たつゑ 大祭りの鮨
太田愛人 異郷の野沢菜漬け
大村しげ 煮炊き
岡本喜八 男ひとりのヤカンメン
萩昌弘 煮こごり
興津要 ねぎま
奥野信太郎 中庭の食事
尾辻克彦 松茸はおいしいらしい
河竹登志夫 江戸の惣菜
河盛好蔵 フォア・グラ
北大路魯山人 三州仕立て小蕪汁
邱永漢 踏破菜園−とかく世間は手前味噌−
久保田万太郎 浅草の喰べもの
河野多恵子 夏のお清汁
國分綾子 湖魚
小島政二郎 アユとハモの話
佐藤垢石 たぬき汁
佐藤春夫 秋刀魚の唄 [巻頭詩]
司馬遼太郎 豆腐記−嵯峨散歩−
澁澤龍彦 ローマの饗宴
杉森久英 ブリ雷・カキの三杯酢・皮くじら
薄田泣菫 春菜
玉村豊男 仔羊の背肉ポンパドゥール風
田村隆一 越前ガニを食いに行く
檀一雄 スペインの蟹の足
丸谷才一 ヨコハマ 朝がゆ ホテルの洋食
山本益博 土用の丑の日は鰻も夏バテ
結城昌治 食わざるの記
吉田健一 文学に出て来る食べもの(抄)
淀川長治 映画館の中の食べもの