日本の名随筆 47 惑
渡辺淳一編
本体 1,800円
B6判上製・スリーブ函入り 256p
ISBN 4-87893-947-8
発行 1986.9
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●装丁・菊地信義/巻頭口絵
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
石垣綾子 不可避の愛の中へ
伊藤野枝 成長が生んだ私の恋愛破綻
宇野千代 残された者の悲しさとは何か
宇野信夫 白い少女
大岡昇平 男は溺れる
大杉栄 男女関係について
金子光晴 なおも、男・女などをめぐって
亀井勝一郎 盲目の幸福
北原武夫 ドン・ファンの誇りとは何か
佐多稲子 窪川から佐多に(抄)
佐藤春夫 舟中の女、画中の女
立原正秋 人妻の恋
谷崎松子 倚松庵の夢
富岡多惠子 棄てられる側の論理
中村真一郎 見えざる別れ
萩原朔太郎 夜汽車 [巻頭詩]
福永武彦 深淵
古井由吉 いい女とは
丸谷才一 ロレンスと二人の女友達
三島由紀夫 いはゆる「よろめき」について
水上勉 わが六道の闇夜 七章
森瑤子 風
吉行淳之介 誘惑
渡辺淳一 美しい別れ