日本の名随筆 34 老
堀秀彦編
本体 1,800円
B6判上製・スリーブ函入り 256p
ISBN 4-87893-934-6
発行 1985.8
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●装丁・菊地信義/巻頭口絵
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
天野忠 桃の花 [巻頭詩]
石川淳 敗荷落日
石垣綾子 ひとりの食卓を愉しむ法
井伏鱒二 おふくろ
宇野信夫 むかしの老人
江國滋 敬老の日に
大岡昇平 六十の手習い
尾崎喜八 老の山歌
大佛次郎 眠れぬ夜
小沼丹 老夫婦
加藤楸邨 鶲来てしまはねば
金子光晴 二人の孫
唐木順三 耳が遠くなる
川崎長太郎 七十四の春
河盛好蔵 おじいちゃま誕生
上林曉 悲観しない病者
北杜夫 意地悪爺さん
草野心平 ステッキ
久保田万太郎 還暦反逆
小林勇 夕焼
小林秀雄 還暦
小堀杏奴 老年
里見ク 一つの安らぎ
志賀直哉 老廃の身
志村ふくみ 老陶芸家の話
関増爾 ある老人相談コーナーで
芹沢光治良 死の音
竹内好 わが老人スキー
多田道太郎 老の坂
谷崎潤一郎 老いのくりこと
團伊玖磨 義歯
坪田譲治 もの忘れ
中里恒子 今朝の夢
中村汀女 老いとのたたかい
平林たい子 ひとりぐらし
福永武彦 老眼
富士正晴 老の言語的生態学
藤枝静男 日々是ポンコツ
堀秀彦 河口にたたずんで
堀口大學 年寄りの冷水−銷夏報告
安岡章太郎 老人
山本健吉 ちかごろの感想
湯川秀樹 老年期的思想の現代性
吉井勇 老境なるかな
吉川幸次郎 老年
吉行淳之介 年齢について
和田芳惠 順番が来るまで