日本の名随筆100 命
野間宏 編
本体 1,800円
B6判上製・スリーブ函入り 256p
ISBN 4-87893-900-1
発行 1991.2
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●装丁・菊地信義/巻頭口絵
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
阿部昭 いのち
石牟礼道子 みそぎの渚
井伏鱒二 蜜柑の木
大岡信 いのちとリズム
大庭みな子 みどり児
岡本太郎 純粋な生命の戦慄
加賀乙彦 生命の相対的尊重論
呉茂一 生と死とについて 上代ギリシア人における
澁澤龍彦 猿の胎児
住井すゑ いのちは育つ
高橋和巳 生命について
高村光太郎 生命の創造 アトリエにて 8
武田泰淳 生き残りの感慨
多田智満子 ラーの舟
徳冨蘆花 命がけ
中沢臨川 愛は、力は土より
中村汀女 いのちを愛でる
西脇順三郎 春
野坂昭如 つきまとう死の恐怖
野間宏 菜の花 [巻頭詩]
野間宏 人類は生物の掟を破るか
林良材 病人心理百面相
日高敏隆 「ネズミの地球征服」論
平林たい子 生きものの飼育
藤原新也 「奇形礼拝」への心象風景
堀秀彦 残された老いの時間
松田道雄 安楽死について
三木卓 ジャノメチョウの産卵
森田たま いのち
山本健吉 「命」の歌