日本の名随筆 別巻69 秘密
加賀乙彦 編
本体 1,800円
B6判上製・カバー装 256p
ISBN 4-87893-889-7
発行 1996.11
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●口絵・岡部一彦/装丁・菊地信義/装画・本くに子
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
谷崎潤一郎 或る時
室生犀星 盗みごころ 『作家の手記』第四章
江戸川乱歩 乱歩打明け話
竹久夢二 秘密
串田孫一 秘密
牧野信一 余話 秘められた箱
芥川比呂志 父の出生の謎
三島由紀夫 煙草
森茉莉 記憶の書物(抄)
本多秋五 古い記憶の井戸
白洲正子 いまなぜ青山二郎なのか 9
木下順二 あの過ぎ去った日々 0
福永武彦 就眠儀式 『幼年』より
鮎川信夫 幼年の観察
種村季弘 分家開き 谷崎潤一郎『秘密』
田島征三 タシマのフタゴ
安野光雅 「空想犯」の顛末と弁明
奥田継夫 なぜ性を避けて通るのか?
森崎和江 般若を抱く人形
津島佑子 知られたくない仕事
神谷美恵子 生きがいをうばい去るもの
中井久夫 過ぎた桜の花
河合隼雄 児童文学の中の「もう一人の私」(抄)
加賀乙彦 秘密を守ること/夫婦の秘密