日本の名随筆 別巻41 望郷
伊藤桂一 編
本体 1,800円
B6判上製・カバー装 256p
ISBN 4-87893-861-7
発行 1994.7
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●口絵・岡部一彦/装丁・菊地信義/装画・本くに子
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
石原吉郎 望郷と海
内村剛介 審問 『生き急ぐ』より(抄)
高杉一郎 極光 『極光のかげに』より
藤原てい 魔王の声 『流れる星は生きている』より(抄)
清岡卓行 大連ふたたび
中野重治 ふる里を思う
室生犀星 故郷を辞す
佐藤春夫 望郷の賦 一名或る帰郷記(抄)
嘉村礒多 故郷に帰りゆくこころ
福原麟太郎 故郷
山本茂実 雪の野麦越え(抄)
森崎和江 天草灘
藤本和子 白樺病棟の「高砂」
山崎朋子 十二月九日の再会
金史良 故郷を想ふ
小田実 オモニが帰りたい日本
大庭みな子 甦るもの、薄れゆくもの
ドウス昌代 息子が「帰る」日本
寺山修司 望郷手稿
伊藤桂一 東洋への郷愁 堀口太平に