日本の名随筆 別巻20 定年
山田智彦 編
本体 1,800円
B6判上製・カバー装 256p
ISBN 4-87893-840-4
発行 1992.10
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●口絵・岡部一彦/装丁・菊地信義/装画・本くに子
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
夏目漱石 入社の辞
鈴木信太郎 停年設計の無計画
福原麟太郎 停年教授閑暇あり
河盛好蔵 神よ守り給え
鍵谷幸信 最終講義
池田弥三郎 わたしの魚津行き
鈴木健二 晴耕雨読は必要であるか(抄)
庄野潤三 憂しと見し世ぞ
黒田三郎 NHKをやめる
袖井孝子 神話の崩壊
安部公房 委託殺人
柴田錬三郎 五十五歳
大宅壮一 定年退職
常盤新平 長すぎた助走
青木雨彦 毎日が定年
黒井千次 定年を迎え撃つ人々
扇谷正造 浪人学あるいは老人学入門
田辺聖子 男と粗大ゴミ
寺島アキ子 妻と夫の“定年後”
岡田誠三 屋敷神との対決
吉武輝子 自己発見のひとり旅に出た夫
落合東朗 ぼくは名誉教授です
諸井薫 定年幻想
土岐雄三 “偉い人”ほどひどくこたえる
幸田文 身にしみる日
吉行あぐり 夫と二人、気ままな生活
獅子文六 隠居の仕損じ
山口瞳 隠居志願
三浦朱門 引き際
城山三郎 土光さんの庭
山田智彦 かつて定年後の過ごし方は隠居だった