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ルイ・ジュヴェとその時代

【内容】
ルイ・ジュヴェはフランスの演出家・俳優。早くから俳優を志し、パリ薬科大学在学中に「芸術行動派」を起こし、自ら舞台に立つ。1911年、作家・演出家のジャック・コポーに見出されヴュー・コロンビエ劇場設立に参加。同劇場はイギリスのゴードン・クレイグ、ロシアのモスクワ芸術座、ドイツのラインハルトなどと並んで演劇革新の最先端を担っていた。その後ジュヴェは、モリエールの現代的解釈、ジャン・ジロドゥー、ジュール・ロマンなど同時代の作家たちの作品を積極的に取り上げ、フランス現代演劇の黄金時代を築く。一方で『女だけの都』『舞踏会の手帖』『北ホテル』などの映画で、個性的な演技を披露、世界的な名声を得た。
本書は、このルイ・ジュヴェの出生から死に至るまでを克明に迫ったものであり、著者が1990年以降、10年がかりでようやく書き上げた総枚数2,000枚に及ぶまさに畢生の大作である。

【内容目次】
 プロローグ
第一部
第一章  少年時代
第二章  若きパリ
第三章  芸術行動派
第四章  運命の邂逅
第五章  ヴュー・コロンビエ
第六章  戦争へ
第七章  負傷
第八章  ニューヨークへ
第九章  さらば アメリカ
第十章  再建
第十一章 対立
第十二章 訣別

第二部
第一章  反乱の時代
第二章  クノック
第三章  愛のゆくえ
第四章  栄光と挫折の日々
第五章  悪戦苦闘がつづく
第六章  沖の彼方に
第七章  カルテルをめぐって
第八章  デュランの戦い

第三部
第一章  ジークフリード
第二章  お月さまのジャン
第三章  アンフィトリオン38
第四章  ユディット
第五章  あたらしい恋
第六章  間奏曲
第七章  運命と出会う
第八章  スタヴィスキー事件
第九章  さらば 暁の明星よ

第四部
第一章  テッサとオンディーヌ
第二章  女だけの都
第三章  女房学校
第四章  どん底
第五章  エレクトル
第六章  廃園に影ふたつ
第七章  海賊
第八章  俳優入門
第九章  旅路の果て
第十章  戦争の序曲

第五部
第一章  パリ脱出
第二章  ラテンアメリカへ
第三章  愛怨無限
第四章  劇場焼亡
第五章  旅する人びと
第六章  衣装をつけろ
第七章  ジロドゥーの死
第八章  パリ開放

第六部
第一章  ジュヴェの復活
第二章  ジロドゥーの遺作
第三章  シャイヨの狂女
第四章  二つの顔
第五章  愚聖ジュネ
第六章  ドン・ジュアン
第七章  ヨーロッパのどこかで
第八章  ベラールの死
第九章  運命の鑰(や)
第十章  旅から旅へ
第十一章 牝鶏(ひんけい)の晨(あした)
第十二章 『悪魔と神』初日
第十三章 ジュヴェの死

エピローグ
あとがき
略年譜
上演記録・フィルモグラフィー/参考資料
索引(人名・演劇作品・映画作品)