27クラブ
ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリクス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、カート・コバーン、エイミー・ワインハウス
ハワード・スーンズ
萩原麻理
本体 3,600円
ISBN 978-4-86182-852-2
発行 2021.5
【内容】
〈27歳の神話〉のベールを剥ぐ――。
1969年、ザ・ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズが自宅のプールで溺死した。
1970年、ジミ・ヘンドリクスが、ロンドンのホテルで窒息死した。
3週間後、ジャニス・ジョプリンが、ハリウッドでヘロインの過剰摂取により死亡した。
1971年、ジム・モリソンが、パリの浴槽で死亡した。
1994年、ニルヴァーナのカート・コバーンが、自宅で頭を銃で撃って自殺した。
2011年、エイミー・ワインハウスが、ロンドンの自宅にて遺体で見つかった。
全員27歳だった――。
「27クラブ」とは、27歳でこの世を去ったすべてのスターを指す。彼らの死亡年齢の偶然の一致には、さまざまな噂や陰謀論が飛び交った。
――偶然のほかに、彼らを結びつけるものは何か? 彼らを自己破壊的な行動に走らせたのは何だったのか?
神話化された「27クラブ」の中でも最も有名な6人、特にエイミー・ワインハウスに光を当て、そのストーリーを比較するバイオグラフィ。
「こうしたスターが全員 27歳で死んだことは偶然だ。生き急いだせいで、彼らはその人生を早くにすり減らしてしまった。しかし偶然の向こうには共通する物語がある」――本文より
【著訳者略歴】
ハワード・スーンズ(Howard Sounes)
1965年生まれ。イギリスのジャーナリスト。ロンドン在住。著書に『ブコウスキー伝――飲んで書いて愛して』『ダウン・ザ・ハイウェイ――ボブ・ディランの生涯』(ともに河出書房新社)など。
萩原麻理(はぎはら・まり)
1967年兵庫県生まれ。東京外国語大学卒業。主な訳書にジョージ・バーガー『CRASS』(河出書房新社)、ビル・ドラモンド『45――ザKLF伝』、バーナード・サムナー『ニュー・オーダーとジョイ・ディヴィジョン、そしてぼく』(ともにPヴァイン)など。