日本の名随筆 63 万葉・三
中西進 編
本体 1,800円
B6判上製・スリーブ函入り 256p
ISBN 4-87893-963-X
発行 1988.1
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●口絵・岡部一彦/装丁・菊地信義/装画・本くに子
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
犬養孝 生きた魂の歌
入江相政 若き心の歌
梅原猛 万葉集におけるイメージ
大岡信 『万葉集』とわたし
岡井隆 万葉集錯読の記
川口爽郎 鴨
窪田空穂 年齢の推移と好尚の推移−万葉集を通して−
齋藤茂吉 『さびし』の伝統
桜井満 ウノハナ
杉本苑子 防人とその妻の歌
高橋英夫 万葉集と折口学の方法
田辺聖子 万葉のドラマ
塚本邦雄 断念の眉−家持私注
辻邦生 東国・名もなき人々の情熱
中西進 月の詩心
中野重治 『万葉集』のこのへんのところ
服部喜美子 「藤波の花」
馬場あき子 うつくしき言つくしてよ
平川祐弘 日本古代詩歌の魅力−ウェーリーの訳を通して
三好達治 万葉集の恋歌に就て
保田與重郎 万葉集と家持
山本健吉 悽惆の意−詩の頂点