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ゴーストタウン

【内容】
辺境の町に流れ着き、保安官となったカウボーイ。酒場の女性歌手に知らぬうちに求婚するが、町の荒くれ者たちをいつの間にやら敵に回して、命からがら町を出たものの――。
書き割りのような西部劇の神話的世界を目まぐるしく飛び回り、力ずくで解体してその裏面を暴き出す、ポストモダン文学の巨人による空前絶後のパロディ!


主人公は「彼」としてしか紹介されない放浪のカウボーイ。西部の砂漠を馬に乗って旅し、典型的な辺境の町に引き寄せられるかのように流れ着くと、そこには西部劇の定番と言える人々がいる――酒場でクダを巻き、ポーカーで勝負をする荒くれ者たち、酒場のセクシーな美女、文法の間違いを正そうとする真面目な女教師、そして銀行強盗や列車強盗といった悪党ども。(…)こうした神話的な要素に溢れた世界は舞台のセットのように人工的で、「彼」はそこで振り分けられた役を演じているだけのようにも見える。時には保安官になり、時には強盗になり、インディアンの娘と夫婦として過ごすこともあれば、酒場の女性歌手と結婚させられそうにもなる。――「訳者あとがき」より


【著者・訳者略歴】 ロバート・クーヴァー(Robert Coover)
1932年生まれ。トマス・ピンチョン、ジョン・バース、ドナルド・バーセルミらと並び称される、アメリカのポストモダン文学を代表する小説家。邦訳に、『ようこそ、映画館へ』(越川芳明訳、作品社)、『ノワール』(上岡伸雄訳、作品社)、『ユニヴァーサル野球協会』(越川芳明訳、白水Uブックス)、『老ピノッキオ、ヴェネツィアに帰る』(斎藤兆史・上岡伸雄訳、作品社)、『ジェラルドのパーティ』(越川芳明訳、講談社)、『女中(メイド)の臀(おいど)』(佐藤良明訳、思潮社)、「グランドホテル夜の旅」、「グランドホテル・ペニーアーケード」(柴田元幸編訳『紙の空から』所収、晶文社)、「ベビーシッター」(柳下毅一郎訳、若島正編『狼の一族』所収、早川書房)などがある。

上岡伸雄(かみおか・のぶお)
1958年生まれ。アメリカ文学者、学習院大学教授。訳書に、アーサー・ミラー『存在感のある人』(早川書房)、ベン・ファウンテン『ビリー・リンの永遠の一日』(新潮社)、ハーパー・リー『さあ、見張りを立てよ』(早川書房)、フィル・クレイ『一時帰還』(岩波書店)などがある。著書、編書も多数。

馬籠清子(まごめ・きよこ)
筑波大学准教授。訳書にクレア・ワトキンズ『バトルボーン』、マイケル・カニンガム『日暮れまでに』(以上岩波書店)などがある。