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ノワール

【内容】
“夜を連れて”現われたベール姿の魔性の女(ファム・ファタール)「未亡人」とは何者か!? 彼女に調査を依頼された街の大立者「ミスター・ビッグ」の正体は!? そして「君」と名指される探偵フィリップ・M・ノワールの運命は!?
ポストモダン文学の巨人による、フィルム・ノワール/ハードボイルド探偵小説の、アイロニカルで周到なパロディ!

ノワールの事務所に、若い未亡人が現われる。顔は喪服のベールで隠されているものの、ノワールは彼女の美しい脚に魅了される。(…)ところが、このノワール氏、なんとも間抜けである。未亡人の話を聞いても、彼女の名前や連絡先といった肝心なことは聞き忘れてしまう。かなり行き当たりばったりに行動し、何度も同じような痛い目にあう。これだけ失策しても何とかなっているのは、有能なブランチ(事務所の助手)のおかげだ。それでも女性にはモテモテで、フィリップ・マーロウらと同様、多くの女性たちからの誘いを受ける。酒も飲むが、酒と一緒にドーナツを食べたり、パフェを好んだりといった、タフガイらしからぬ甘党ぶりも笑える。――「訳者あとがき」より

ロバート・クーヴァー(Robert Coover)
1932年生まれ。トマス・ピンチョン、ジョン・バース、ドナルド・バーセルミらと並び称される、アメリカのポストモダン文学を代表する小説家。邦訳に、『ユニヴァーサル野球協会』(越川芳明訳、白水Uブックス)、『老ピノッキオ、ヴェネツィアに帰る』(斎藤兆史・上岡伸雄訳、作品社)、『ジェラルドのパーティ』(越川芳明訳、講談社)、『女中(メイド)の臀(おいど)』(佐藤良明訳、思潮社)、「グランドホテル夜の旅」、「グランドホテル・ペニーアーケード」(柴田元幸編訳『紙の空から』所収、晶文社)、「ベビーシッター」(柳下毅一郎訳、若島正編『狼の一族』所収、早川書房)などがある。

上岡伸雄(かみおか・のぶお)
1958年生まれ。アメリカ文学者、学習院大学教授。訳書に、グレアム・グリーン『情事の終り』(新潮文庫)、ジェス・ウォルター『ザ・ゼロ』(共訳、岩波書店)、エイミー・ウォルドマン『サブミッション』(岩波書店)、ドン・デリーロ『天使エスメラルダ』(共訳、新潮社)、同『コズモポリス』(新潮文庫)、ジョン・ル・カレ『われらが背きし者』(共訳、岩波書店)、ロバート・クーヴァー『老ピノッキオ、ヴェネツィアに帰る』(共訳、作品社)などがある。著書、編書も多数。