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老ピノッキオ、ヴェネツィアに帰る

【内容】
晴れて人間となり、学問を修めて老境を迎えたピノッキオが、故郷ヴェネツィアでまたしても巻き起こす大騒動! 原作のオールスター・キャストでポストモダン文学の巨人が放つ、諧謔と知的刺激に満ち満ちた傑作長篇パロディ小説!

 二十世紀末のある冬の晩、一人の老人がヴェネツィアのサンタ・ルチア駅に降り立つ。カルロ・コッローディの名作童話『ピノッキオの冒険』の主人公、ピノッキオである。彼は青い髪の妖精の言いつけを守り、いい子になった褒美として人間の子になってから、禁欲的に学問の道を歩んできた。そして西洋文化と思想の研究で数々の業績を上げ、二度もノーベル賞を受賞し、百歳を超えて故郷ヴェネツィアに戻ってきたのである。旅の目的は、人生の締めくくりとして自分の人生を振り返り、特に妖精との関係を見つめ直して、自伝の最後の章を書き加えること。ところが、ピノッキオは到着早々、『ピノッキオの冒険』にも登場する狐と猫に騙され、身ぐるみはがされてしまう……。(「訳者あとがき」より)

【著者・訳者紹介】
ロバート・クーヴァー(Robert Coover)1932 年生まれ。トマス・ピンチョン、ジョン・バース、ドナルド・バーセルミらと並び称される、アメリカのポストモダン文学を代表する小説家。邦訳に、『ユニヴァーサル野球協会』(越川芳明訳、新潮文庫)、『女中の臀』(佐藤良明訳、思潮社)、『ジェラルドのパーティ』(越川芳明訳、講談社)、「グランドホテル夜の旅」、「グランドホテル・ペニーアーケード」(柴田元幸編訳『紙の空から』所収、晶文社)、「ベビーシッター」(柳下毅一郎訳、若島正編『狼の一族』所収、早川書房)などがある。
斎藤兆史(さいとう・よしふみ)1958年生まれ。イギリス文学者、東京大学教授。訳書に、マルカム・ラウリー『火山の下』(監訳、白水社)、V・S・ナイポール 『魔法の種』(岩波書店)、ウィリアム・モリス『不思議なみずうみ の島々』(晶文社)他多数。著書、編書も多数。
上岡伸雄(かみおか・のぶお)1958 年生まれ。アメリカ文学者、学習院大学教授。訳書に、ドン・デリーロ『ボディ・アーティスト』(ちくま文庫)、同『墜ちてゆく男』(新潮社)、フィリップ・ロス『ダイング・アニマル』(集英社)他多数。著書、編書も多数。