哲学/思想/宗教

世界
日本
異端と逸脱の文化史

世界
日本

世界
日本

小説
金原瑞人選オールタイム・ベストYA
評論/エッセイ
詩歌

映画/演劇
音楽
美術
画集/作品集

スポーツ
ワイン/酒
趣味/実用その他

新約聖書 訳と註

本巻
別巻

川村湊自撰集
台湾セクシュアル・マイノリティ文学
ジェンダー研究のフロンティア
史話 日本の古代
八切意外史
宇宙大全/星座大全
知の攻略 思想読本
花の名随筆



滅亡を超えて

【内容】
あらゆる宗教的/絶対的なるものを解体する「いま、ここ」とは何か。それぞれの作品をつぶさに読解して、作家たちの宗教観・死生観を照査し、彼らを創作に向かわせた無意識の深淵を剔抉する、渾身の文芸評論集。

本書のキーワードは「いま、ここ」である。つねにすでに「いま、ここ」で、あらゆる宗教的また絶対的なるものを解体、無化してしまうこと。ぼくのモチーフは、本書に採り上げた三人の作家たちの文学のなかに、この「いま、ここ」をさぐることにあった。田中小実昌は、特異な自己解体のスタイルによって。武田泰淳は、絶えざる滅亡の視線によって。そしてまた深沢七郎は、胎児のごとき感性の徹底性によって。かれらは、それぞれ独得のスタイルによって、あらゆる宗教的また絶対的なるものを解体する「いま、ここ」をそのエクリチュールのなかで開示したといってよい。(「あとがき」より)

【内容目次】
田中小実昌の〈位置〉
滅亡を超えて――武田泰淳論
胎児・深沢七郎
あとがき

【著者紹介】
多羽田敏夫(たばた・としお)1948年北海道室蘭市生まれ。1974年早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。1990年「田中小実昌の『位置』」で第33回群像新人賞最終選考。1997年「滅亡を超えて――武田泰淳論」で第28回新潮新人賞最終選考。