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原子爆弾 1938〜1950年
いかに物理学者たちは、世界を残虐と恐怖へ導いていったか?

【内容】
広島・長崎、原爆70年――新資料によって、初めて明らかにされる“歴史の真実”と“人間ドラマ”。「後世に残る傑作」(ネイチャー誌)

1938年、ドイツで核分裂発見、亡命ユダヤ人、独米ソの物理学者やスパイによる国家の命運を賭けた“原爆開発戦争”が始まる。そして……。

本書は、原爆の開発競争、広島・長崎への投下、そして戦後世界の核拡散を、焦燥と不安のなかで研究を進める物理学者たちの姿、各国の政治家の思惑と策略という人間ドラマとともに描き、初めて独・英・米・ソ連の核開発の歴史の全体像に迫ったものである。
近年公開された英国MI6やソ連の機密資料、米国ヴェノナ計画で解読されたソ連の暗号文などによって、ようやく明るみに出た、独やソ連の核開発の真相、映画さながらのスパイの暗躍……。21世紀の今日だからこそ書き得た“科学と政治をめぐる20世紀の叙事詩”である。

【本書への評価】
「最強の国家が、最高の頭脳を結集し、最大のスパイ網を駆使しながら、最悪の兵器を創り上げていく、“科学と人間と政治のドラマ”」(ニューヨーク・タイムズ紙)
「このテーマで最も素晴らしい本。ぜひご一読を」(リーダーズ・ダイジェスト)
「刺激的なドラマ……。興味尽きない本」(BBCフォーカス・マガジン)
「不気味なほど説得力があり、綿密で、しかも読みやすい」(デイリー・テレグラフ)
「21世紀の今日だからこそ書き得た、科学と政治をめぐる20世紀の叙事詩」(ポピュラー・サイエンス)

【本書の内容について】
「我は死なり。世界の破壊者なり……」(オッペンハイマー) 。「これで、みんな、ろくでなしに成り下がったな」 (ケネス・ベインブリッジ) 。1945年7月16日、人類初の原子爆弾の爆発の閃光を見ながら、二人の物理学者はつぶやいた――。
1938年、ドイツで核分裂が発見される。アインシュタインとシラードは、ナチスが原爆を開発することを恐れ、ローズヴェルト大統領に警告の書簡を書く。この一通の手紙から、人類の核兵器の歴史が始まった。「物理学のために、戦争を利用しなければならない」と語る、独のハイゼンベルク。独の動きを探りつつ、米国でマンハッタン計画を推進するオッペンハイマー。原爆の破壊力に危惧する亡命学者ボーア。クラウス・フックス、ローゼンバーグら、暗躍するソ連のスパイたち。トルーマン、チャーチル、スターリンによる、原爆をめぐる駆け引き。そして、1945年8月、広島・長崎への原爆投下が決定される……

【著者略歴】
ジム・バゴット(Jim Baggott)
世界的に活躍するサイエンス・ライター。1957年、英国サウサンプトンに生まれ。マンチェスター大学で化学修士号を1978年に取得し、そのわずか3年後に、オックスフォード大学の博士号を取得。オックスフォード大学、米国スタンフォード大学の特別研究員として研究活動をしたのち、英国のレディング大学の化学講師となる。しかし大学を辞めてビジネスの世界に入り、ビジネスコンサルタント、トレーニングコンサルタント会社を設立。現在、その学識と精力的な行動力によって、科学・哲学・歴史など広範な分野にわたって執筆活動をしており、次々に著作を発表する一方、科学雑誌の『ニュー・サイエンティスト』をはじめ新聞・雑誌に寄稿しているほか、BBCのラジオ番組にも協力している。著作は高く評価され、英国の王立化学協会「マーロー・メダル」、「グラクソ・サイエンスライターズ・プライズ」など、数々の賞を受賞している。邦訳書に、『究極のシンメトリー――フラーレン発見物語』(1996年)、『ヒッグス粒子――神の粒子の発見まで』(2013年)など。

青柳伸子(あおやぎ・のぶこ)
翻訳家。青山学院大学文学部英米文学科卒業。主な訳書に、ロナン・パランほか『[徹底解明]タックスヘイブン――グローバル経済の見えざる中心のメカニズムと実態』、フリア・アルバレス『蝶たちの時代』(以上作品社)など。