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マルクスを超えるマルクス

【内容】
グローバル資本主義に対抗するための理論書。本書を読まなければ、『帝国』は理解できない。
21世紀の新たな世界像を分析した『帝国』によって、今、世界が最も注目する思想家ネグリ。本書は、ネグリの出世作であり代表作として世界的に名高いものであり、邦訳が待望されていたものである。ネグリは、『資本論』のマルクスではなく『経済学批判要綱』のマルクスに注目した。そして、驚くべき「創造的再解釈」を行ない、まったく新たなマルクス――「マルクスを超えるマルクス」を登場させたのである。例えばここでは、いわゆるマルクス言えば有名な「労働」「価値」「階級闘争」などといった概念は、現代に合わせ、まったく新たな意味を与えられている。
本書は、現代のグローバル化した資本主義、そして〈帝国〉と対抗するための、画期的理論書である。

【著者・訳者紹介】
アントニオ・ネグリ 1933年生まれ。イタリア・パドヴァ大学政治学研究所教授をしていた1970年代、イタリア全土を揺り動かした「アウトノミア」運動の理論的リーダーとして注目される。78年、「赤い旅団」によるモロ元首相の暗殺事件が発生。79年、運動の沈静化を狙ったイタリア政府により、赤い旅団の「最高幹部」としてデッチ上げ逮捕される。ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』は、70年代イタリアの政治状況を中世の教会に仮託して描いたものとされ、ネグリがモデルとされる人物も登場する。83年、獄中から国会議員に立候補し、当選。議員特権により釈放され、フランスへ亡命。パリでは、ガタリやドゥルーズなどの支援を受け、パリ第8大学で教鞭を執る。97年、自発的にイタリアに帰還し、空港で再逮捕される。現在は仮釈放の状態で、自宅で旺盛な執筆活動に励んでいる。現在、『帝国』が欧州・アメリカのみならずアジアでも大きな反響を呼び、世界でもっとも注目される思想家である。
小倉利丸 富山大学教授。専攻:現代資本主義論。著書に『支配の経済学』『アシッド・キャピタリズム』ほか多数。翻訳に、ネグリ『転覆の政治学』など。
清水和巳 早稲田大学専任講師。専攻:経済学。

ネグリ〈生政治的〉自伝
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