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パララックス・ヴュー

【内容】
「この書こそ私の《magnum opus 最高傑作》」待望の書、ついに刊行!

「イデオロギーの両端に位置する人間をともに挑発し、刺激せずにはおかない」
――フレドリック・ジェイムソン

カント、シェリング、ヘーゲルらのドイツ観念論の伝統を基底に、ラカンの精神分析のみならず、脳科学、量子力学を駆使して光彩陸離たる議論を展開するとともに、“死せる”マルクス・レーニン主義/弁証法的唯物論の復活をもくろむ思想的死闘を凝縮した世界的思想家の代表作。

【訳者による『パララックス・ヴュー』を読むための必読参考文献10冊】
★カント『実践理性批判』
〈義務〉・〈法〉論や〈自由〉論は、『パララックス』世界の底流となるテーマ。そこに登場する最重要人物の一人は、もちろんカント。本書を理解すれば、『パララックス』の真髄に一歩ちかづくことになる。
★「父の気がかり」(『カフカ短篇集』)
 ラメラ・身体なき器官・〈生命‐ 実体〉の残余、これらの重要なジジェク的概念について、具体的なイメージを手に入れようとするなら、この小編の主人公である〈オドラデク〉にまさるものはない。
★ジョルジョ・アガンベン『アウシュヴィッツの残りのもの』
 現代倫理の最重要テーマ、〈他者〉。ジジェクは、〈他者〉の最も純粋で根源的なかたちをアウシュヴィッツの〈ムーゼルマン〉のうちに見る。同じ著者による『ホモ・サケル』とともに、ジジェク的倫理の世界を理解するうえで必読の書。
G・W・F・ヘーゲル『精神現象学』
 筋金入りの“ヘーゲリアン”ジジェクは、『パララックス』のうちでも多くのヘーゲルの文献に言及しているが、そのうちから一冊あげるなら本書。一読すれば、ジジェクがどれほど多くをヘーゲルに負っているかがわかる。
★柄谷行人『トランスクリティーク――カントとマルクス』
 ジジェクが『ニュー・レフト・レヴュー』に本書の書評を執筆したことはよく知られている。『パララックス』のひきがねを引いた書。ジジェクの立場の独自性を一層よく理解するうえでも本書との対照は不可欠。
★デカルト『方法序説』
 時流におもねることを嫌悪するジジェクは、現代思想を席巻する「反デカルト」も断固拒否する。〈主体〉の積極的評価にとどまらないジジェクの“デカルト主義”の原点は、本書のうちにある。
★カール・マルクス『資本論 第一巻』
 ジジェクは、商品フェティシズム論をはじめとして、何度もこの書をひきあいにだす。『パララックス』を読むための最重要テキストのひとつ。マルクスの議論の理解が、ジジェクの論理の展開の理解に直結する。
★アントニオ・ダマシオ『無意識の脳 自己意識の脳』
 脳科学・認知科学との対決は、『パララックス』の最大の見どころ。本書が展開する精緻な〈自己〉論は、それ自体、読みごたえ十分。ジジェクの〈主体〉論は、これにどう挑むか?
★ダニエル・デネット『自由は進化する』
 認知主義の雄デネットの主著は、きわめて刺激的な内容にみちている。そこで展開されるデカルト的コギトの徹底批判は、むろんジジェクを挑発せずにはおかない。『パララックス』で展開される本書との全面対決は圧巻。
★ヘンリー・ジェイムズ『黄金の盃』
本書では、近親姦、不倫、そして、〈知っていること〉、〈知っていること〉を知っていること、といったジジェク的テーマがそのまま小説化されている。本書を読むことは、そのまま、ジジェク的世界にわけいることである。