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盗まれた夢

【内容】
汚職、マフィア、テロ ソ連解体後の混迷する社会を鮮烈に描く、現代ロシアの最大人気ミステリー

ロシアで1,000万部をこえる大ベストセラー。ニューヒロイン、刑事アナスタシヤ!
98年モスクワ国際ブックフェア「ライター・オブ・イヤー」受賞

1995年の作家デビュー以来、“カメンスカヤ・シリーズ”全22作、ロシア国内での総発行部数700万部(97年5月時点)と、現代ロシアで最も人気のあるミステリー・シリーズ。この人気はヨーロッパにも及び、フランス・ドイツ・スウェーデン・イタリアでも翻訳されている。また、アジアでもすでに韓国・中国との契約が成立。日本でもシリーズ化。今後年に1本の割合で全3作を刊行の予定。

続刊予定=『孤独な殺し屋』 『死刑執行人』
モスクワから75キロほど離れた森の中で女性の絞殺死体が発見された。被害者はヴィーカ・エリョーミナ。某民間企業の美人秘書で、大事なクライアントの「夜のお相手」要員。彼女は幼いころから繰り返し奇妙な夢を見ていたのだが、それとそっくりの内容の小説の一説がラジオから流れてきた。しかし、この事件の捜査にあたるモスクワ市警内部にマフィアのスパイが潜り込んでいたことが判明。事件の解決とスパイの割り出し―――白羽の矢を当てられたのが、プロファイリングを専門とする腕利きの分析専門官アナスタシア・カメンスカヤ。慣れない現場を歩きながら事件のベールを剥いでいくアナスタシアだが、強大なマフィアの手は彼女にも迫ってくる。

【内容目次】
盗まれた夢

【著者紹介】
アレクサンドラ・マリーニナ1957年、リヴォフ生まれ。本名マリーナ・アレクセーエヴァ。モスクワ大学法学部卒業後、ソ連邦内務省アカデミーに研究員として配属。精神に異常のある犯罪者の人格研究を専門とする。その後、内務省関連の機関で犯罪の分析と予測の調査研究に従事。在職中にアナスタシア・カメンスカヤを主人公とする『事の次第』を発表、爆発的な人気を得る。その後シリーズとしてこれまでに全21作を刊行、現在は退職して執筆に専念。98年のモスクワ国際ブックフェアで「ライター・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど、現代ロシア・ミステリー会の第一人者。