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死者との邂逅
西欧文学は〈死〉をどうとらえたか

【内容】
古代/中世の『オデュッセイア』、『アエネーイス』、『神曲』から近代の『ハムレット』、『クリスマス・キャロル』、そして現代の『灯台へ』、『若い芸術家の肖像』、『ユリシーズ』、『失われた時を求めて』に至るヨーロッパ文学史上の名作を繙き、そこに現れる死生観と時代思潮を、先行作品への引喩(アリュージョン)を手がかりに緻密に読み解く。

ホメロスからプルーストまでの死生観を読み解く、二十年余の研究の結晶!


 古代や中世の文学作品には、主人公が生きたままあの世を訪れて、死別した肉親や恋人と再会するエピソードや、死んだ肉親が亡霊となって主人公の前に姿を現す話があり、そこには悲喜こもごもの感情が表される。近代以降、来世を具体的に描く作品は文学史の表舞台から姿を消すが、現代になっても、故人が夢に出てきたり、ふとしたきっかけで故人の生前の思い出がありありとよみがえるなどのかたちで「再会」は描かれ続ける。そして興味深いのは、各時代の詩人や作家たちがそうした「再会」の場面を描くにあたり、過去の同種の場面を意識し、それを踏まえながら変更を加えていること、それによって過去の時代の死生観を修正し、自らの時代の新しい死生観を呈示していることである。(本書「序」より)


道家英穂(どうけ・ひでお)
1958年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在:専修大学文学部教授。専門:英文学。共著書に、『想像力の変容──イギリス文学の諸相』(高松雄一編)、『逸脱の系譜』(高橋康也編、以上研究社)、『岩波講座文学12 ──モダンとポストモダン』(小森陽一、富山太佳夫他編、岩波書店)、『ダンテと現代』(米川良夫編著、沖積舎)、Voyages of Conception: Essays in English Romanticism(Japan Association of English Romanticism)、『揺るぎなき信念──イギリス・ロマン派論集』(新見肇子、鈴木雅之編著、彩流社)など、共訳書にルイ・マクニース『秋の日記』、『ルイ・マクニース詩集』(以上思潮社)などがある。