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黄泉の河にて

【内容】
「マシーセンの十の面が光る、十の周密な短編」――青山南氏推薦!
「われらが最高の書き手による名人芸の逸品」――ドン・デリーロ氏激賞!
半世紀余にわたりアメリカ文学を牽引した作家/ナチュラリストによる、唯一の自選ベスト作品集。

背が高くて精悍だったマシーセンにはいくつもの顔があった。アメリカ東部の名門の一族であることから脱走すると、国のエージェントにもなり、編集者としてもはたらき、ナチュラリストとして歩き、冒険家としてとびまわり、僧侶として思考した。いつも、あたりに目をくばっていた。水や砂や風の音に、行き交うひとびとの声に、動物の気配に、自分の恐怖に耳をかたむけていた。マシーセンの十の面が光る、十の周密な短編である。――青山南(翻訳家)

雄大で暗鬱、贅をそぎ落とした究極の筋立てに、原初の恐怖とたゆみない静寂を隅々まで満たした珠玉の物語たち。われらが最高の書き手による名人芸の逸品だ。――ドン・デリーロ

ピーター・マシーセンは独創的かつ豪腕の匠の文士である。同時代のどんな作家にもまねのできない荘厳な作品群を産み出し、われわれの意識を果てしなく広げてくれた。――ウィリアム・スタイロン

文句なしにすばらしい十篇の物語……。時代に垂れ込めるあやかしの煙が晴れたとき、ピーター・マシーセンの作品は、計り知れない才能と威光と天稟に恵まれた作家の偉業としてそこに屹立しているだろう。――ジム・ハリソン

ピーター・マシーセン(Peter Matthiessen)
1927年ニューヨーク生まれ。小説家、ノンフィクション作家。イェール大学卒業後、ソルボンヌ大学に留学。1953年、文芸誌「パリス・レビュー」を創刊。1954年に初めての長篇小説Race Rockを発表する。1965年に発表した4作目の小説『神の庭に遊びて』はヘクトール・バベンコによって映画化された。1979年、『雪豹』で全米図書賞ノンフィクション部門、2008年、Shadow Countryで同小説部門受賞。フィクションとノンフィクションの両方で全米図書賞を受賞したのは、史上ただひとり。2014年4月5日、自ら「最後の本」と位置づけた長篇小説In Paradiseの刊行3日前に逝去。邦訳に、『遥かな海亀の島』(小川国夫、青山南訳、講談社)、『雪豹』(芹沢高志訳、ハヤカワ文庫NF)、『ワトソン氏を殺す』(高儀進訳、早川書房)、『神の庭に遊びて』(斎藤数衛訳、早川書房)などがある。

東江一紀(あがりえ・かずき)
1951年生まれ。翻訳家。北海道大学文学部英文科卒業。英米の娯楽小説やノンフィクションを主として翻訳する。訳書にトム・ラックマン『最後の紙面』(日経文芸文庫)、ガウラヴ・スリ&ハートシュ・シン・バル『数学小説 確固たる曖昧さ』(草思社)、マイケル・ルイス『世紀の空売り』(文春文庫)、ドン・ウィンズロウ『犬の力』(角川文庫)ほか多数。

【内容目次】
黄泉の河にて
流れ人
五日目
セイディー
センターピース
季節はずれ
アギラの狼
馬捨ての緯度
薄墨色の夜明け
ルムンバは生きている
著者あとがき
訳者あとがき