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老首長の国 ドリス・レッシング アフリカ小説集

【内容】
自らが五歳から三十歳までを過ごしたアフリカの大地を舞台に、入植者と現地人との葛藤、古い入植者と新しい入植者の相克、巨大な自然を前にした人間の無力を、重厚な筆致で濃密に描き出す。ノーベル文学賞受賞作家の傑作小説集!
 白人であれ黒人であれ、作家がアフリカからもらう最大の贈り物は、アフリカ大陸そのものだろう。その存在は、ある人にとっては、血液の中に常に潜伏している昔患った熱病であり、またある人にとっては、温度が変わるたびに骨の髄で疼く古傷だろう。記憶あるいは思考の境界線の向こうにある不思議に荘重な静寂を自ら捨てるつもりでなければ、アフリカには訪れるべきではない。アフリカに住むと、壮大な風景を前に、人間とは、多くの生き物と変わらぬちっぽけな存在にすぎないと気づかされる。(本書序文より)

【内容目次】
老首長ムシュランガ
草原の日の出
呪術はお売りいたしません
二つ目の小屋
厄介もの
デ・ヴェット夫妻がクルーフ農場にやってくる
リトル・テンビ
ジョン爺さんの屋敷
レパード・ジョージ
七月の冬
ハイランド牛の棲む家
エルドラド
アリ塚
空の出来事

【著者紹介】
ドリス・レッシング(Doris Lessing)ペルシア(現イラン)生まれ。5歳で南ローデシア(現ジンバブエ)に移住。1949年にイギリスに渡る。1950年発表の処女作『草は歌っている』が、欧米で大成功を収める。短篇集Fiveで1954年サマーセット・モーム賞、1981年オーストリア国ヨーロッパ文学賞、1982年ドイツ連邦共和国シェイクスピア章を受ける。代表作はほかに、『黄金のノート』、『暮れなずむ女』、『生存者の回想』など。『19号室へ』をはじめとする数々の短篇集のほか、『老首長の国』などのアフリカ小説集がある。シリーズ作品としては、『アルゴ座のカノープス』など。The Good Terroristで1985年W. H. スミス文学賞(イギリス)と同年度モンデッロ賞(イタリア)を、The Fifth Childでイタリア人大学生が投票によって選ぶグリンザネ・カヴール賞を受賞。The Representative for Planet 8はフィリップ・グラスによってオペラ化され(歌詞はレッシングが担当)、ヒューストンで初演された。2007年に、太古の女性社会を描いた最新作The Cleftを発表。同年、ノーベル文学賞受賞。
青柳伸子(あおやぎ・のぶこ) 翻訳家。青山学院大学文学部英米文学科卒業。訳書にフリア・アルバレス『蝶たちの時代』(作品社)、ロブリー・ウィルソン『被害者の娘』(作品社、共訳)ハミッド・ダバシ『イラン、背反する民の歴史』(作品社、共訳)、ナギーブ・マフフーズ『渡り鳥と秋』(文芸社)、A. A. ミルン『パーフェクト・アリバイ』(論創社)など。