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思想読本4 ポストコロニアリズム  

【内容】
1990年代以降、〈カルチュラル・スタディーズ〉と並び、最も関心を集めている〈ポストコロニアリズム〉の初の入門書。この〈ポストコロニアリズム〉(植民地主義後)とはどのような問題なのか? その歴史と現在、基本用語・論者をわかりやすく解説し、全体像を提示するととも、その問題意識と「私たち」との関係を考える。

【内容目次】
序文 「私」たちと「ポストコロニアリズム」(植民地主義後)
第T部 座談会 なぜ今、ポストコロニアリズムなのか?

第U部 ポストコロニアリズムは、どのような問題意識から問われてきたのか?
 総論 「ポストコロニアリズム」の思想的現在性
 近代 ポストモダニズム/ポスト構造主義
 性 フェミニズムとポストコロニアリズム
 文化 カルチュラル・スタディーズ
 日本 日本の植民地主義/帝国主義への構造的批判
 第三世界 第三世界主義/民族解放論
 国家 ナショナリズム論/国民国家論

第V部 座談会 「私」たちにとって、ポストコロニアリズムとは何か?

第W部 ポストコロニアリズムは何を問題にしているか?
 総論 「ポストウォー」(戦後)から「ポストコロニアル」(植民地以後)へ
 1 ポストコロニアルとポリティカル・エコノミー
    植民地経済と「従軍慰安婦」論争
    ポストコロニアリズムの開発独裁
    グローバル・ネイティヴィズム―――グローバリゼーションとマイノリティの商品化
    日本のオリエンタリズムと中国
 2 帝国と文化
    東北―――あとくされの土地として
    動員・忠誠心・アイデンティティ―――植民地朝鮮における「皇民化」
    重なり合う<うた>の経験
    「エグザイル」と「ディアスポラ」―――「西ドイツ諸島」出身の黒人知識人たち
 3 記憶と責任
    ポストコロニアルにおける記憶と暴力について
    遠い声―――金時鐘と姜徳景
    東アジアにおける文化/記憶の再生産―――「鳩ポッポ」と「君が代」から
    過去の克服のグローバル化と植民地支配責任
 4 マイノリティ/ジェンダー/他者
    在日の複数形―――あるドキュメンタリー映画をめぐって
    沖縄とポストコロニアリズム
    混血児を魅力化する男たちの共謀
    多文化間精神医学とポストコロニアル
 特別寄稿 ポストコロニアルから見る「自爆テロ」と「アフガン空爆」

第X部 キーワード解説/主な論者・著作紹介
 キーワード解説
  帝国/帝国主義/植民地主義/新植民地主義/植民地近代性/内国植民地/世界システム/グローバリゼーション/ネオ・リベラリズム/従属理論/懐古的近代化/オリエンタリズム/セルフ・オリエンタリズム/ネイティヴィズム/オクシデンタリズム/ディアスポラ/ハイブリディティ/擬態/アイデンティティ政治/エイジェンシー/サバルタン/マイノリティ/ポジショナリティ/本質主義/アイデンティフィケーション/レイシズム/エスニシティ/多文化主義/第三世界フェミニズム/多文化間精神医学/PTSD/トラウマ/翻訳/文化ヘゲモニー/暴力/脱亜論/アジア主義/大東亜共栄圏/公共圏/親密圏/オルタナティブ公共圏
主な論者・著作紹介
    フランツ・ファノン「黒い皮膚・白い仮面」「地に呪われたる者」
    エドワード・W・サイード「オリエンタリズム」「文化と帝国主義」
    ガヤトリ・C・スピヴァク「サバルタンは語ることができるか」「ポストコロニアル理性批判」
    ポール・ギルロイ「ユニオン・ジャックに黒はない」ほか
    ステュアート・ホール
    ホミ・バーバ「文化の場所」
    トリン・T・ミンハ「女性・ネイティヴ・他者」「月が赤く満ちる時」
    レイ・チョウ「ディアスポラの知識人」
    竹内好/橋川文三
    小熊英二「単一民族神話の起源」/駒込武「植民地帝国日本の文化統合」/金時金「在日のはざまで」
ポストコロニアリズム文献案内
編者・執筆者紹介

【著者紹介】
姜尚中(カン・サンジュン) 1950年生まれ。東京大学社会情報研究所助教授。著書:『アジアから日本を問う』『オリエンタリズムの彼方へ』(岩波書店)『ふたつの戦後と日本』(三一書房)ほか多数。