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パレスチナへ帰る

【内容】
白血病に冒された自らの身体を知ったサイードは、過激派の暗殺リストにその名が掲載されているにもかかわらず、妻と息子、娘を伴い、生地であるパレスチナに赴く。かれらが故郷に見たものは、鉄条網と銃剣に脅かされて暮らす、近親者たちの日常であった。PLOとハマスとの二つの勢力に分かれてお互いに戦いあう民族の悲劇を、サイード自身の出自も含めて描き下ろし、湾岸戦争以後のアメリカの、対アラブ政策の混乱と矛盾を痛烈に突く、渾身の最新論文集!

【著者紹介】
エドワード・サイード1935年、パレスチナ西エルサレムに生まれる。イスラエル建国(48年)に先立つ47年、同地を出国。エジプトでの学業を経て51年、渡米。ハーヴァード大学で学位を取得後、60年代より現在までコロンビア大学教授。専攻は比較文学。西欧と帝国主義とアラブ研究の結びつきを鋭く指摘した著書『オリエンタリズム』(邦訳、平凡社)の成功等により、国際的な影響力を持つ最も先鋭なアラブ系知識人。邦訳書に『イスラム報道』『文化と帝国主義』(みすず書房)、『始まりの現象』(法政大学出版局)、『パレスチナとは何か』(岩波書店)等がある。