中野孝次作品(全10巻)
中野孝次
本体 4,800円
A5判変型上製
ISBN 4-87893-742-4
発行 2001.3
【内容】
◎「人はいかに生きるか」を創作活動の中軸の据える中野文学の初の集成。
◎小説・評論からのエッセイに渡る全著作の中から著者自選の27点を完全収録。
◎読みやすい大きめの判型、大きめの活字、特注紙による軽めの造本。
◎各巻末に書き下ろしの思索的エッセイ。
◎富岡幸一郎氏による全巻書き下ろし作品解説。
◎菊地信義氏による格調高い装丁。
◎超廉価全巻一括払い特価制度。全巻購入者に著者肉筆による<色紙>を贈呈。
【内容目次】
南チロルの夏
ある中国残留孤児の場合
夜の電話
【著者紹介】
中野孝次は一貫して自分とは何か、人生とは何かを問いつづけてきた作家です。その作家活動はいわば自身の、そして生の道のりを検証する旅といえるかもしれません。その内省の旅は、少年期の怖れや不安、青年期の自意識、中年期の迷い、老いを克明に描き、またあるときには日本中世文学の森に分け入り、そこに生きる実朝や西行を現代に甦らせます。そこには、小説はもちろん、評論であれ、エッセイであれ、借り物ではない、自分自身の経験から紡ぎだした思想が息づいています。
ここに刊行する『中野孝次作品』全10巻は中野文学の30年間の真髄を読者諸賢に供するものであります。
実朝考 ブリューゲルへの旅 我等が生けるけふの日 ISBN 4-87893-738-6 |
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2巻(品切れ) | 麦熟るる日に 苦い夏 ISBN 4-87893-739-4 |
3巻 | 季節の終わり 生のなかば ISBN 4-87893-740-8 |
4巻 | 本阿弥行状記 清貧の思想 贅沢なる人生 ISBN 4-87893-741-6 |
5巻 | 南チロルの夏 ある中国残留孤児の場合 夜の電話 ISBN 4-87893-742-4 |