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役僧たちの反乱

【内容】
事実の実際を超える、迫真の仏門劇。
人間を貶める〈差別〉はすでに、教義の使徒たちの意識を占めるまでにはびこっていた。宗門のただ中にいる住持でなければ描きだせるはずのない、稀にも稀なヒューマン小説だ。
金時鐘氏推薦!


自ら愛欲の煩悩にとりつかれながら、被差別部落民の自己の出自をばねに親鸞聖人の〈悪人正機論〉ににじり寄る若き僧侶の草野堂衆。その彼を扶【ルビ:たす】けて〈罪業〉の救済を共に求めてゆく、在日世代の安田堂衆。そしてついに、盤石の浄土真宗極楽浄土派の本山を震撼させてやまなかった二人の、驚愕の結末。 金時鐘(詩人)


【著者略歴】
望月廣次郎(もちづき・こうじろう)
本名:望月廣三
1938年洲本市生まれ。大谷大学文学部中退。真宗大谷派浄泉寺住職。第22回部落解放文学賞(小説部門)受賞。第2回神戸エルマール文学賞佳作。著書に、『宗助の出家』(編集工房ノア)、『路地』(文藝書房)などがある。