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しろいイヌ

【内容】
何気なく過ぎていく日常と、その表皮一枚下に潜む日常ならざるものとのあわいを描き、不意の出来事に翻弄される人々の心の揺れを注視する、彫琢の短篇小説集。

 どこで出会ったのか。どんな男だったのか。なぜそれほど特別なのか。婦人の話はどうということのない話のようでいて、隠れている何かがあるようだった。細川は正体のない何かを考えて頭が固くなっているのが分かった。まるでそれを理解するかどうかを試されているかのようだ。これらの疑問を口にすること自体憚られるような不自由さを感じた。(中略)
 日常的なようでいてどこか日常を逸れている。それがどこからくるのか、言葉なのか、言葉が出る間にあるのか、この空気なのか。(「紅いマニキュアの婦人」より)

【内容目次】
しろいイヌ
三つの傷痕(スティグマ)
ペンとインク
綾、虚構になり損ねた女主人公(ヒロイン)
M六号室
紅いマニキュアの婦人
サビ取り消しゴム

【著者略歴】
本名:杉山克枝(すぎやま・かつえ)。津田塾大学大学院文学研究科修士課程修了。文学修士。プール学院大学名誉教授。著書に、『文学と変容──ジョイス、ベケット、ピンターの場合』、『関係の力学──ロレンス、スパーク、カーヴァーの場合』(以上八潮出版社)、『ミュリエル・スパーク──混沌・神話・虚構』(山口書店)などがある。