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ろばのいる村 フランス里山巡り

【内容】
ひなびた村に心の慰めとして飼われるろばたちを探して訪ね歩き、田舎町の美しい自然の情景や、おだやかな生活を営む人びととの心あたたまる交流をやさしく、ときにユーモラスに語る、詩情に満ちたフランス紀行。[各地へのアクセスガイド付] 「さあ日本の旅のおかた。ろばに乗っていきませんか」とクロードさんは誘ってくれた。クロード坊やのように両手を広げて差し出しはしなかったが、差し出したいほどにうれしかった。乗り手が替わったことをろばは承知していただろうが、日ごろ人を乗せなれているせいか、外国人であろうとフランス人であろうと何ら選り好みするようすも見せず、ぽくぽくと歩き出した。子どものころ乗せてもらったことはあるが、あれから何年経ったことだろうか。学校帰りの子どもたちがかわるがわるろばに乗って歓声を上げていたのが、なるほどと思われてきた。学校帰りではなく、学校を定年退職した私でもこんなに楽しいのだから、彼らが待ちかまえていたようにせがむのはもっともだと合点した。(本書より)

【内容目次】
序章 はじめて見たろば 第一章 サンチャゴ巡礼の女 第二章 ル・ブイスウ村の寺男 第三章 ペルージュ村の兄弟 第四章 アルボア村の少年 第五章 スミュールのクロード 第六章 エギュランド村のろば 第七章 サン・シモン村のマリアンヌ 第八章 ピレネーの里山にて 第九章 スティヴンスンのろば 第十章 オーヴェルニュのレクイエム あとがき

【著者紹介】
西出真一郎(にしで・しんいちろう)1935年三重県生まれ。詩人・俳人。著書に、第一詩集『四季』(近代文藝社、91年)、第二詩集『遠い村』(丸善名古屋、95年)、第三詩集『家族の風景』(思潮社、06年)。『家族の風景』で第5回現代ポイエーシス賞受賞。07年「少年たちの四季」で第9回俳句朝日賞受賞。

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