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木苺の村フランス文学迷子散歩

【内容】
ロマン・ロラン、サン=テグジュペリ、ランボーなど、文学者の生誕地や作品の舞台となったゆかりの地を訪れ、彼らを生んだ土地の風土、そこに暮らす質朴な人びととのふれあいをやさしく綴る、詩情豊かなフランス文学紀行。
[各地へのアクセスガイド付]

 老婦人の話はまだ続いた。私は口をはさまなかったが、自分の不幸をばねにして、世の人々と連帯する活動にまで拡げていくのは、『魅せられたる魂』のアンネットの生き方と同じだと思った。おそらく、その本も旅の荷に加えてきただろうと思った。ロマン・ロランが創造したアンネットと同じような生涯をたどった女性は、世界中には大勢いるのだろうと考えた。しかし、それも口にしなかった。  ヴェズレーまで運んでくれるタクシーが来た。館長さんは、玄関まで出ていつまでも手を振っていた。一人のすぐれた作家と、その人を生んだ村や、育てたその村人との関係は、決して偶然のことではないとしみじみ感じた二日間だった。(本書より)

【内容目次】
序章 木苺の村――ラトゥール・ド・キャロル
第一章 遠い村――シャルル・ロイ・フィリップ『母への手紙』
第二章 かさねとは――エクトル・マロ『家なき子』のシャバノン村
第三章 夕顔――ロマン・ロラン『魅せられたる魂』のクラムシー村
第四章 中山道のレストラン――ヴェルコール『海の沈黙』の若者
第五章 海辺のホテルにて――『パトリス・ベルジュロン詩集』
第六章 丘の上の町――ジャン・ジオノ『木を植えた男』の町
第七章 白い大理石の飛行士――サン・テグジュペリ『星の王子さま』の街
第八章 風車の丘――アルフォンス・ドーデー『風車小屋だより』、「星」
第九章 ラキュイーユ村にて――アルフォンス・ドーデー『風車小屋だより』、「二軒の宿屋」
第十章 国境の町にて――アルチュール・ランボーの生まれた町
あとがき

【著者紹介】
西出真一郎(にしで・しんいちろう)1935年三重県生まれ。詩人・俳人。著書に、第一詩集『四季』(近代文藝社、91年)、第二詩集『遠い村』(丸善名古屋、95年)、第三詩集『家族の風景』(思潮社、06年)。『家族の風景』で第5回現代ポイエーシス賞受賞。07年「少年たちの四季」で第9回俳句朝日賞受賞。 西出真一郎『星明りの村――フランス・ロマネスク聖堂紀行』へ 西出真一郎『ろばのいる村――フランス里山巡り』へ

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