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中上健次[未収録]対論集成

【内容】
「文学」を、「定型詩」を、「同時代」を、「韓国」を、「熊野/民俗」を、「芸能/文化」をめぐる、49人との39の対話。単行本未収録の対談/座談を一挙集成。未だ知られざる中上健次の、ざわめきたち騒ぐ“声”  一九九二年の盛夏に、四十六歳の若さで急逝した中上健次の遺した多数の未完作品がそうであるように、その声の痕跡である膨大な「発言」もまた、最終的な回収を拒否するかのように、未完のまま不気味にたち騒いでいる。  ただ言えるのは、依然としてたち騒いでいる言葉を、生殺し同然に放置することは許されないだろうということだ。そしてさらに、書き言葉であろうと話し言葉であろうと、中上的言説の増殖が終息したか否かという問題と、彼の死は全く別であることだ。  もっとも、そんな能書きはおそらく無用であろう。なぜなら彼の「発言」は、易々と「過去」を越境し、私たちの「現在」の至近でざわめいているのだから。(「編者解説」より)

【内容目次】
●「文学」をめぐって 創作合評 第七十三回(川村二郎・柄谷行人)/創作合評 第七十五回(川村二郎・柄谷行人)/文学と現在(吉本隆明)/今年に賭ける(鈴木貞美・立松和平・福島泰樹・三田誠広)/秘められた祭に惹かれて(石原慎太郎)/物語の復権(宮本輝)/創作と素材(辻井喬)/明るい文学(辻井喬)/「戦後文学」は鎖国の中でつくられた(柄谷行人・青野聰・坂本龍一)/戦後文学の「内部」と「外部」(中野孝次・秋山駿・柄谷行人)/小説に今こそ「物語(ナラティブ)」の復権を(ジョン・アーヴィング)/現代文学の炎(見城徹)/今、三島由紀夫を語る(宮本輝)/膨張する境界(筒井康隆) ●「定型詩」をめぐって 西行・芭蕉・地の力(森澄雄・山本健吉・谷川健一・前登志夫・辺見じゅん)/天皇の手紙(岡野弘彦)/花と俳句(森澄雄・山本健吉・角川春樹)/時代のなかの定型を読む7(前登志夫・岡井隆) ●同時代に向けて 国家で世界を分ける時代は終った(池田満寿夫)/現実にとって知は何をなしうるか(前之園紀男・栗本慎一郎)/現代おんな事件簿(つかこうへい)/コスモポリタンの熱き魂(本田靖春)/東京対談(ベルナール・アンリ・レヴィ)/素晴らしきは40代から(高平哲郎)/鯨に対する畏怖の念を商業捕獲者も捕鯨反対運動家も忘れている(ライアル・ワトソン)/[赤名リカ]待望論(坂元裕二) ●「韓国」をめぐって なぜパンソリか(李三郎)/日韓交流の新時代(韓雲史)/神道の逆襲(高麗澄雄)/サムルノリ 音と舞(吉増剛造・すが秀実・藤縄善朗)/「サムルノリ高麗神社公演」をめぐって(藤縄善朗) 文化の基底にあるもの(金両基) ●熊野/民俗をめぐって 俗と聖の往還(+山本塾「やあ、快縁ですね」)(山本七平、神坂次郎、吉田敦彦)/宇宙を走ってくる音・光、そして言葉(松長有慶)/「熊野再興」を語り合う(岸順三) ●文化/芸術をめぐって 演歌の向こうへ(朝倉喬司)/現代芸術 巨人の咆哮(李禹煥)/語り・芝居・トポス(村山道宣) 編者解説 中上健次全対談・座談リスト

【著者紹介】
中上健次(なかがみ・けんじ)1946〜1992年。小説家。和歌山県新宮市生まれ。1976年、『岬』で芥川賞受賞。1977年、『枯木灘』で、毎日出版文化賞受賞。1978年、同作で芸術選奨文部大臣賞新人賞受賞。著書に、『地の果て 至上の時』、『日輪の翼』『讃歌』『奇蹟』『異族』『南回帰船』他多数。 中上健次著、高澤秀次編・解説『現代小説の方法』へ