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JUNKの逆襲

【内容】
「1968年革命」から政治/文学状況・教育論・現代文化論までメッタ斬り! 寝惚けた時代への鋭いツッコミ!

【内容目次】
第1部 「文学」の現在とwebにおける「論争」
Junk的なものをめぐって/小説家の誕生とその代償/探偵=国家のイデオロギー装置/今日のジャーナリズム批評のために――小林秀雄と大西巨人/歴史修正主義の基本構造/ポスト「近代文学史」をどう書くのか?/新たなマオ的「人民戦争論」が求められている/高橋源一郎〈「大逆」と明治〉へ/高橋源一郎のレスは、あまりにも愚劣かつ恥知らずである/文学史は「病院」から「美容院」へと、その場を移しうるだろうか/盲目を選択する現代文学の「貧しさ」をさしあたり肯定する/アルツハイマー/文芸雑誌の排出した「粗大ゴミ」は、いかなる意味で粗大ゴミなのか?/なぜこれが「アメリカ批判」の書なのか(A・ネグリ&M・ハート『〈帝国〉』)/『少女』とは何か――吉本隆明小論

第2部 「1968年革命」と「大学」をめぐる諸問題
「ゆとり」教育の正体/江藤淳と「われらの時代」/六八年革命における政治と主体――その今日的帰趨/今日の「全体主義」/増補改稿「二十一世紀の資本主義」における大学

第3部 ポストポリティクスのなかの「政治」
アジアは「もの」である/「神の国」における民主的統治形態/教育問題の社会経済的基礎/「資本の文明化作用」の失効/デフレへの危機管理は可能か/民主主義はファシズムに対抗しうるか/国民の「俗情」は「痛み」を回避する/資本主義と「自由の幻想」/ランボーVSビンラディンは可能か/「監視/管理」型社会のNGO運動

第4部 時代の迷妄の証明としての「時評」
完全な罵倒語は存在しない/スキャンダリズム民主主義/政治的フーリガン/三浦雅士『青春の終焉』の災難/「革命的製本技法」論争/総括『オウム』に残る「なぜ」/長嶋という官能性の終り/「満腹ガキ」の小器用な批評/戦争「肯定」の思考実験/年の暮れ、鈴木書店倒産/ことほぎの新年号/じきに博士号のホームレス!?/“藁”えない「2ちゃんねる」/「文学場」の変容――「批評」と「研究」の闘争を提起する/法の外?

【著者紹介】
絓秀実1949年新潟県生まれ。文芸評論家・近畿大学国際人文科学研究所教授。著書に、吉本隆明の時代』、革命的な、あまりに革命的な脱原発「異論」(以上作品社)、『「帝国」の文学』、『「超」言葉狩り宣言』、『昭和の劇』、『必読書150』『それでも作家になりたい人のためのブックガイド』などがある。編書に思想読本(11)1968』(作品社)がある。