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コンプリート版 アメリカは歌う。

【内容】
「九」という数字は、なぜ悲しみと不吉さをまとっているのか?
戦いつづけてきたアメリカに、なぜ反戦歌、厭戦歌が多いのか?
黒人霊歌(ニグロ・スピリチュアル)は、なぜ同じような歌詞がくり返し歌われるのか?
アメリカには、なぜかくも多くの殺人をテーマにした歌があるのか?

建国以来の現在までのアメリカで生まれた歌に秘められた謎と人びとの想いを追いながら、知られざるもう一つのアメリカの姿を描き出す。
アメリカ音楽史の決定版!


アメリカの偉大さは、経済や武力や商取引の駆け引きのような外交ではない、もっと崇高なものによる、と考える人がいるだろうと信じてこの本を書いた。人の悲しみを我が悲しみとし、人の喜びや幸福を自分のことのように感じて励ましつづけた人たちがいたことを、歌の中にあるだろうと探しながらこの本を書いた。
今からずっと先、後の若い人がこの本に、万が一接することがあるとしたら、歌には人の心を動かす力、人の目を外に向けさせ、人に学ばせる力があること、そしてかつて一九六〇年代のフォークソング・リヴァイバル・ムーヴメントの時代がそうであったように、わずかかもしれないが確実に世の中を変える力が、これまでもあったし、これからもありつづけるに違いないことを知ってほしいと、心から思う。そういう歌を探しつづけながらこれを書いたのだと、今ぼくは気づいている。(「あとがきにかえて」より)