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ビデの文化史

【内容】
淑女たちの秘密の身だしなみ。宮廷の貴婦人、パリの淑女から、娼館の華やかな戯れ女までが、こっそりと私室で愛用した「罪を洗い流す道具」「隠しごとなき親友」――初めて明かされる、その秘密の歴史。図版100点満載!

ベレー帽、フランスパンとともに、「フランス人の三大発明」として、世界の人々が愛用するものがある。それが、かの「ビデ」である。この偉大なる発明品は、18世紀、ルイ十五世の時代にパリの高級家具職人によって初めて製作され、宮廷の貴婦人やパリの淑女たちの「秘密の親友」として、贅を尽くした美術品のように洗練されていく。さらに、高級娼館の必需品としてみだらな風俗の象徴ともなっていく。しかし、その名は公然と口に出されることのない秘密の存在であり、それゆえにこそ、歴史的に連綿として好奇とフェティシズムの対象ともなってきたのである。本書は、女性の私室の中に秘められた歴史を、生活・文化・風俗史の厖大な文献をもとに、名著『トイレの文化史』の歴史学者が、初めて明らかにしたものである。

【著者・訳者・解説者略歴】
ロジェ=アンリ・ゲラン(Roger-Henri Guerrand)1923-2006。歴史家。パリ・ベルヴィル国立建築学校の教授を務めた。地下鉄、社会住宅、性や出産の管理など、生活史・社会史の分野で光を当てられてこなかった事柄の歴史を探究し、多くの著作を残した。
ジュリア・セルゴ(Julia Csergo)歴史家。リヨン第2大学准教授。社会学的調査と分析をもとに、日常生活にまつわる歴史を研究している。邦訳された『自由・平等・清潔――入浴の社会史』(鹿島茂訳、河出書房新社)のほか、アラン・コルバンとの共著『余暇の出現』があり、近年は『ポトフ』、『弁当の歴史』など食物めぐるものが多い。
加藤雅郁 (かとう・まさふみ) 早稲田大学文学部ほか講師。専攻:フランス文学。訳書に、『果物と野菜の文化誌』(共訳、大修館書店)、『印象派絵画と文豪たち』(共訳、作品社)など。
高遠弘美(たかとお・ひろみ)明治大学商学部教授。フランス文学専攻。訳書に、ロミ『突飛なるものの歴史』、『悪食大全』、ロミ&J・フェクサス『おなら大全』、『でぶ大全』、J・フェクサス『うんち大全』(以上作品社)、J・C・カリエール&G・ベシュテル編『珍説愚説辞典』(国書刊行会)、ロミ『乳房の神話学』、ドミニク・ノゲーズ『人生を完全にダメにするための11のレッスン』(以上青土社)、ドミニック・ラティ『お風呂の歴史』(文庫クセジュ、白水社)など。