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公民の民俗学

【内容】
日本民俗学の発生から初期の展開をつぶさに検証し、「伝統」なるものの恣意性を鋭く穿つ。「愛国心」「教育」問題をめぐる議論の根幹に一石を投じる警世の書。『「伝統」とは何か』改訂新版。
 バブル崩壊、大震災、不況、選挙への不信、強い指導者の待望、そして構造改革とどこかで聞いたような筋道を、この時期の日本がたどっていくのは偶然ではない。社会がナショナリズムや伝統を欲する時、そこにはやはり一定の筋道があるのだ。ただし、それは必然ではないから、ぼくたちは歴史を学ぶことで立ち止まり、引き返したり、別の選択をすることができる。(本書より)

【内容目次】
序 「伝統」と「公共」の相克――柳田民俗学と教育基本法
第一章「母性」をめぐる伝統はいかに作られたか
 1民俗学者は何故、架空の血筋を求めたのか
 2日本人は母性が強い民族だから母子心中をするのか
第二章「妖怪」とはいかに語られたか
 1多民族国家論としての「妖怪」論
 2植民地帰順論としての「妖怪」論 
 3「幽霊」の国家管理
第三章「愛国心」は「郷土」と「ムー大陸」へ向かった
 1「ユダヤ人」から「公民」へ
 2「郷土人」の気持ちは「外人」にわかるか
 3ナチズムと民俗学
終章 可能性としての「公民の民俗学」
付論 「重ね撮り」写真とナチス民俗学――「日本民俗学」はいかに創られたか
あとがき

【著者紹介】
大塚英志(おおつか・えいじ)まんが原作者、批評家。筑波大学第一学群人文学類卒。日本民俗学専攻。神戸芸術工科大学教授。批評家としての著書に『「捨て子」たちの民俗学』、『怪談前後』(以上角川学芸出版)、『初心者のための「文学」』、『憲法力』、『少女たちの「かわいい」天皇』(以上角川書店)、『キャラクター小説の作り方』、『「彼女たち」の連合赤軍』、『戦後民主主義のリハビリテーション』(以上角川文庫)、『更新期の文学』(春秋社)、『サブカルチャー文学論』、『「おたく」の精神史』、『物語の体操』(以上朝日文庫)他多数。批評誌「新現実」主宰。