日本の名随筆 別巻9 骨董
安西篤子 編
本体 1,800円
B6判上製・カバー装 248p
ISBN 4-87893-829-3
発行 1991.11
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●口絵・岡部一彦/装丁・菊地信義/装画・本くに子
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
川端康成 ある月三日
柳宗悦 赤絵鉢
井伏鱒二 掘出しもの
會津八一 支那の明器
佐多稲子 「月の宴」の器
芝木好子 陶磁の美
石川淳 家宝拝見 文化焼底割釜
藤枝静雄 偽仏真仏
安東次男 漆箔像の魅力
加藤楸邨 骨董夜話
秦秀雄 猿投
小林秀雄 真贋
薄田泣菫 贋物ほか四篇
渡辺源三 書画贋作物語
佐々木三味 古箱の巻
井垣春雄 真物とにせもの
大高興 模造土偶
三十七年間ニセモノと信じてもらえなかったホントの話
梅田晴夫 骨董と古物のちがい
奈良本辰也 洋燈
石黒敬七 「蚤の市」ばなし/珍しい「市」の話
三宅正太郎 名品を掘り出した話
中山義秀 古刀
三山進 千姫に救われたキリシタン聖器
豊福知徳 ロマネスクの犬
白洲正子 大鉢むさし野 北大路魯山人作
八世坂東三津五郎襖の引手
料治熊太 かぐらの女面
安西篤子 香炉を恋う