日本の名随筆 別巻90 人間
多田富雄 編
本体 1,800円
B6判上製・カバー装 264p
ISBN 4-87893-670-3
発行 1998.8
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●口絵・岡部一彦/装丁・菊地信義/装画・本くに子
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
白洲正子 人間の季節
内田百閨@ とくさの草むら
寺田寅彦 子猫
吉田健一 人間
西江雅之 人であること
串田孫一 新しい人間
中野好夫 人は獣に及ばず
大庭みな子 プロメテウスの犯罪
岡部伊都子 壊劫そのもの
中野孝次 愚かさ 人間の本性について
河合隼雄 人の心などわかるはずがない
塩野七生 誰もわかってくれない
今西錦司 人間性の進化(抄)
河合雅雄 ヒトはなぜサルから進化したのか 一
日高敏隆 代理本能論
辺見庸 食いものの恨み
戸井田道三 縄張り
井尻正二 ヒトこそ大怪獣
湯川秀樹 人間の宇宙的地位
大野乾 生命と宇宙
柳澤桂子 死−−見るもおぞましきもの
岡田節人 生・殺そして死
奥本大三郎 考える蜚●ゴキブリ
松岡正剛 あいまいな「私」
三木成夫 人間生命の誕生
長野敬 生物におけるコピー
川喜多愛郎 冷凍人間
養老孟司 プラスティック人間創世紀
中村雄二郎 時間の不思議
土屋恵一郎 芸 人生論の書き方
高橋義孝 焼き蛤の哲学
多田富雄 モロッコで考えたこと