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〈アメリカ映画史〉再構築
社会派ドキュメンタリーからブロックバスターまで

【内容】
写真やテレビなどの隣接する表象芸術に目を配り、カメラやフィルムなどの撮影機材、照明や編集などの技術的側面の変化を踏まえ、記録映画・実験映画・劇映画を同列に置いてその人的交流や表現の境界線を論じ、数多著されてきたハリウッド中心主義の歴史とはまったく違う、新たなパースペクティブを創出する。
かつて誰も語り得なかった、〈アメリカ映画〉の真の姿!


 本書は、アメリカ映画の一時代を従来とはいささか異なる視角から眺め渡すことを目指している。課題の一つとなるのは、意識的な現実探求、外観的「本当らしさ」の追求、あるいは外観の再現を超えた“真相”への志向は、合衆国映画界の場合、いかなる動因によって生じ、いかなるかたちで展開していったのか、を問うことだ。
 扱う領域はほぼアメリカ映画に限られているものの、メジャー系/独立系、あるいは劇映画/記録映画/実験映画、さらには写真/映画/テレビといった区分けをひとまずカッコに括って、これらが秘めている相互作用のほうに着目したい。実のところ、一九六〇年あたりを境として、スタジオ映画においてさえこうした区分けが無効化し始めていることが明らかになるだろう。(「序に代えて」より)


【内容目次】
序に代えて
第一章 リアリズムとモンタージュ
第二章 ポール・ストランドと左派映画製作集団
第三章 解き放たれたキャメラ──ヘレン・レヴィットと戦後独立系映画の曙
第四章 より柔軟な視聴覚的記録の探求──モリス・エンゲルとルース・オーキン
第五章 ハリウッドの「モンタージュ」
第六章 シャーリー・クラークと『クール・ワールド』
第七章 テレビ的方法と映画的方法
第八章 “ドキュメンタリー的”都市犯罪映画の系譜
第九章 マルチ映像の文法──万博からハリウッドへ
第一〇章 ジョン・カサヴェテスの映画
第一一章 「映画」になろうと努める映画──マイク・ニコルズの初期作
第一二章 戦後ドキュメンタリー映画がもたらした変化
第一三章 『デイヴィッド・ホルツマンの日記』と映画の自意識
第一四章 一九六〇年代のブライアン・デ・パルマ映画
第一五章 映画作家ロバート・フランク
第一六章 ヴェトナム戦争とハリウッドのニュー・ウェイヴ
第一七章 カウボーイと異邦人はハリウッドを目指す
第一八章 継承と断絶──フロンティア・フィルムズの遺産
第一九章 若者文化の「真実味」、空想科学の「真実味」
第二〇章 「リアリズム」からブロックバスターへ
註/図版出典一覧/あとがき/索引


【著者略歴】
遠山純生(とおやま・すみお)
1969年生まれ。映画評論家。編著書に『紀伊國屋映画叢書』(全3巻、紀伊國屋書店)、『チェコスロヴァキア・ヌーヴェルヴァーグ』(国書刊行会)など。訳書に『サミュエル・フラー自伝 わたしはいかに書き、闘い、映画をつくってきたか』(boid)、『私のハリウッド交友録 映画スター25人の肖像』(エスクァイア マガジン ジャパン)、『ジョン・カサヴェテスは語る』(幻冬舎、共訳)などがある。